2010年04月13日

夢を買う

最近よく紹介するサイズアンティークは、
RERA.RERA.RU.とともにお気に入りの店の筆頭なのだが、
先日の日曜日のイベントでは、またおもしろい工夫をしていることを発見した。

それがこれ。



商品に着けてある価格表示のタグなのだが、それが一味も二味も違う。

アンティークによく似合う雰囲気なのだ。

手にとってみて、「なるほど!こんな使い方もあるのか!」と感動。

なんと、紙やすりの裏面を利用してるのだ。
ちょっとしゃれた文字が印刷されているのが雰囲気を出している。



ただの値札と思えば、ここまで手間隙を掛ける必要はないのに、
こんなことしてるから準備が徹夜になるのにと思いながら、
きっと本人は楽しんでやっているんだろうなあと思ったりもする。

結んだ針金は、多分鉛か何かだろう。
非常に柔らかい素材で
商品を傷つけず、さらに外し易くなっている。



自分が古いものを買うとき、
物を買うという感覚よりも、気障な言い方をするなら、
夢を買っているような気がする。

そして、それが存在してきた時間や使っていた人に思いを馳せる。

だから、そんな気分にさせてくれる店には、つい何度も足を運んでしまうのだ。