2011年08月31日
雲の上からの手紙


まだ飛行機による海外旅行が珍しかった時代、船の大航海時代から世界が空の旅によって結ばれていった頃、次々と新しい空の航路が就航され、ファーストフライト(初就航)の記念に、雲の上から旅に記念に手紙を出せるサーヴィスがあったのです。・・・
雲の上からの手紙 沼田元氣 前書きより
そんな頃のファーストフライトカヴァーを、ただひたすら載せた本。


まるで飛行機の図鑑みたいだ。
weekend booksで衝動買い。

眺めていれば、心は旅の空。
2011年08月30日
2011年08月29日
ASPREYのドクターバッグ

随分古いドクターバッグ。

革は所々ひび割れ、裂けている所もあるが
いい表情をしている。

真鍮製の金具も雰囲気を出している。
鍵もちゃんとかかるようだ。

ドクターバッグにしてはちょっと小振りながら、口が大きく開くからものは入れ易そうだ。
開いたところの縁に、刻印がある。


ASPREY。
イギリスはロンドンのニューボンドストリートにある、
高級ジュエリーブランドである。
革製品やバッグ、時計なども手がけているようだ。
1781年創業で、イギリス王室御用達として広く知られている。
何十年前のものなのか、あるいは1世紀を経たものなのか正確には分からないが、
かのASPREYがこんなドクターバッグを製造していたとは、あるいは注文制作だったのか。
いずれにしても、大変高価なものであっただろうことは想像に難くない。
antique shop menuより。

持って旅に出たい・・・。
2011年08月28日
古いソケットランプの怪しい灯り
ヨーロッパから来た古いソケットランプ。
鎌倉のFIVE FROM THE GROUND.の店に渋くぶら下がっていたもの。

真鍮のソケットは鈍く輝き、新しいものには出せない表情を見せる。

陶器の部品がまた凝っていて、たまらない魅力なのである。

ケーブル部分はFIVE FROM THE GROUND.で、
雰囲気の合うものを、絶妙な長さで取り付けてある。
電球は、クリアータイプの耐震電球にしてみた。
このランプを取り付けるのに、コンセントも古い陶器製のものに替えた。
これは、shop363から。

怪しい雰囲気だが、何ともいえない美しいシルエットである。

2011年08月27日
真鍮製デスクカレンダー こんなのを探していた

ずっしりと重くどっしりと安定する。
真鍮の鈍い輝きが渋いデスクカレンダー。
今回のantique shop menuでの一番の目的がこれだった。
三角のフォルムはいくら眺めていても飽きが来ない。

正面に『SIEMENS』の刻印がある。

ドイツに本社がある多国籍企業だが、こんなすごいノベルティを配ったのだろうか?
それとも重役がデスクで使うように会社が用意したものなのだろうか?
やっぱり、日付は秘書かなんかが変えてやるのかなあ?
想像力をかき立てられる。
何となく集まってくる仲間たち。

2011年08月26日
スポングのアイロンスタンド
SPONG(スポング)は、コーヒーミルでお馴染みのイギリスのブランド。
そのロゴが入ったアイロンスタンド。
これも、antique shop menuにて。

ネジでスタンドの高低を調節できる。
珍しいベージュの塗装も、所々剥げているのがいい感じ。

スタンドをひっくり返すと、
「HEARTH STAND No.636」
「BRITISH MADE」
そしてSPONGのロゴマークが刻印されている。

HEARTHは、暖炉。
恐らく暖炉で、アイロンなどの熱いものを乗せて使っていたのだろう。

こんな感じがよく似合う。
そのロゴが入ったアイロンスタンド。
これも、antique shop menuにて。

ネジでスタンドの高低を調節できる。
珍しいベージュの塗装も、所々剥げているのがいい感じ。

スタンドをひっくり返すと、
「HEARTH STAND No.636」
「BRITISH MADE」
そしてSPONGのロゴマークが刻印されている。

HEARTHは、暖炉。
恐らく暖炉で、アイロンなどの熱いものを乗せて使っていたのだろう。

こんな感じがよく似合う。
2011年08月25日
イギリスの古いレタースタンド
古いレタースタンド。

イギリスのものだが、グレー色のスチール製で、
どちらかというと事務系。
それでもデザインは何となくお洒落である。

これを、antique shop menuで見つけたときにひらめいた使い方は・・・。

そう、トラベラーズノート用のスタンドである。
ぴったり。
2冊しか立てられないのが残念だが、サイズも雰囲気も丁度いい。
手前のペントレイにはブラスペンがジャストフィットときている。
こういうのを出会いというのだろう。
時にはこんな使い方も。

2011年08月24日
古い裁断機

古い裁断機。
親父が昔、趣味で写真をやっていた頃、
現像した写真を切るのに使っていたものだ。

机上で使うのに手頃なサイズ。
カードなど切るのに最適である。
板に刻まれた升目で真っ直ぐ裁断できる。
Peaceの商標は、写真用品メーカーのものなのだろうか?
こびりついた錆びもいい味を出している。
錆び付いていても、いい仕事をする。

2011年08月23日
コーリン シャープ芯 ゴールド
昨日のパイロット65の側に転がっていたシャープ芯。

1972年コーリン鉛筆から発売された、0.5mmシャープ芯ゴールドである。
普通の黒の芯を金色のラメでコーティングしてある。
芯を持ったとき手が黒く汚れず、金は高級感もあって、
中学時代はよく使ったものだ。
懐かしい。


コーリン鉛筆㈱は1916年赤木廣八商店として創業。
1947年にコーリン鉛筆㈱に社名を改めている。
1982年には、お馴染みの横顔のマークを右向きから左向きに変えている。

このゴールド芯は、1995年にリニューアルされ再販されているが、
右向きのマークのついたこれは、もちろんオリジナルのものである。
その2年後、1997年にコーリン鉛筆㈱は倒産。
現在の㈱コーリン色鉛筆は2009年に始まっている。
そんなコーリンの歴史の一端である、ゴールド芯。
今でも十分売れそうな逸品である。


1972年コーリン鉛筆から発売された、0.5mmシャープ芯ゴールドである。
普通の黒の芯を金色のラメでコーティングしてある。
芯を持ったとき手が黒く汚れず、金は高級感もあって、
中学時代はよく使ったものだ。
懐かしい。


コーリン鉛筆㈱は1916年赤木廣八商店として創業。
1947年にコーリン鉛筆㈱に社名を改めている。
1982年には、お馴染みの横顔のマークを右向きから左向きに変えている。

このゴールド芯は、1995年にリニューアルされ再販されているが、
右向きのマークのついたこれは、もちろんオリジナルのものである。
その2年後、1997年にコーリン鉛筆㈱は倒産。
現在の㈱コーリン色鉛筆は2009年に始まっている。
そんなコーリンの歴史の一端である、ゴールド芯。
今でも十分売れそうな逸品である。

2011年08月22日
パイロット65との出会い
旅先で親父の訃報を受けた。
74年という決して長いとはいえない生涯であったが、
恐らく幸せな人生だったに違いない。
この1週間多くの方々と話し、それが分かったような気がする。
遺品を整理していたら、戸棚の奥から1本の万年筆が出てきた。
PILOT製。黒いボディに金色のクリップとリング。
何となく品のある佇まいである。

親父が万年筆を使っているのを見たことはなかったが、
ペン先がインクで汚れており、インクを吸入した痕も見られるので、
試しに使ってみたことがあったのだろう。
そのまま戸棚の奥にほっぽらかしておいたに違いない。
簡単に洗浄してからインクを吸入し、書いてみると
これが何とも言えない書き味なのである。
大きめのペン先が独特の弾力を生み出し、インクの出も滑らかである。

改めて見てみると、キャップのリングには何やら複雑な模様と65という数字がデザインされている。
その横には、製造番号らしき4桁の数字が刻まれている。

!?
これはもしかしたら・・・。
調べてみると、やっぱり!
何とパイロットが1983年に創業65周年を記念して発売した、
『パイロット65』と呼ばれる名品なのであった。
周年記念モデルがいくつかあることは知っていたが、見たことも調べたこともなかったので、
まさか無造作に放り出されていたこれが、そんな貴重なものとは考えもしなかったのである。
パイロット 創業65周年記念モデル

ペン先にはイリドスミンを溶着し、抜群の耐磨耗性を実現。
そのペン先は、パイロットの技術顧問である大坂氏自ら1本1本調整して仕上げた。
インクの吸入はプッシュダウン式の新開発機構を採用。
大容量で耐久性にも優れている。
キャップのリングの模様は、法隆寺の玉虫厨子に見られる、忍冬文。
65の横には個々の製造番号が刻まれた。
などが調べてみて分かった。
何とも大変なお宝が眠っていたものである。
この話には続きがある。
パイロット65について調べている中で、『万年筆クロニクル』という本に、
このパイロット65が、2ページにわたって紹介されているということを知った。
『万年筆クロニクル』 枻出版社
万年筆収集家のすなみまさみち氏と、万年筆画家の古山浩一氏の共著。
これ実は、以前からweekend booksに捜索願を出してあった本だったのである。
さらに驚いたことに、久々に開いたOutlook Expressにweekend booksからのメールが1通。
件名は、「万年筆クロニクル」入荷のお知らせ。
何と万年筆発見の翌日のメールである。
捜索願を出したのは、はっきり覚えていないが3、4ヶ月は前のはず。
それが何故このタイミングで見つかったのか?
不思議としか言いようがない。
早速今日譲っていただいた。
万年筆と共に一生の宝になるであろう。

大切にしよう。
2011年08月14日
2011年08月14日
2011年08月13日
蚤の市とてぬぐいとガラス瓶とトムウェイツ
地元の神社の蚤の市へ。
このところ、トラベラーズてぬぐいが大活躍である。

収穫のひとつ、古い薬瓶。
珍しい形で、コルク栓も残っている。
気泡もたっぷり。
気泡の中には、何十年か前の当時の空気が入ってるんだろうなあ・・・、
などと考えながらぼんやり眺める。

神社の帰りに寄った中古レコード屋で、トムウェイツの初期のベストアルバムを発見。
大好きな『THE PIANO HAS BEEN DRINKING (NOT ME)』を聴きながら。

2011年08月12日
古道具を求めて
古道具を求めて、日帰りの旅に出た。
まずはビール。

そして、腹ごしらえはしらす丼。

古道具屋を廻る前に、ペンと紙の専門店も覗いてみた。

肝心の古道具はというと・・・。
今回もいいものにたくさん出会うことができた。
眺めながらやる一杯。
至福の時。

2011年08月11日
どうぶつニコケシ

2匹のうさぎちゃん。

くっついて、ニコケシ。
消しゴムのシードから、ニコケシの新製品『どうぶつニコケシ』。
うさぎ以外にも、ライオン、コアラ、クマ、パンダもいる。


バニーニコケシ ・ ・ ・
みたいな。
2011年08月10日
熱帯夜
灼けた街につづく熱帯夜
風も気分もカラカラ・・・
風も気分もカラカラ・・・
この時間でも30度を下らない。
熱帯夜。

こんな日はダメさ
おまえを抱いたとこで
むなしさひろいそうさ・・・
おまえを抱いたとこで
むなしさひろいそうさ・・・
扇風機は熱い空気をかき回すだけだ。

長い恋に飽きたわけじゃない
ちょっと乗らないそれだけ・・・
ちょっと乗らないそれだけ・・・
時を刻む音だけが、やけに大きく響く。

こんな日はダメさおまえともめちまえば
別れも思うツボさ・・・
あせらないで
別れも思うツボさ・・・
あせらないで
こんな夜は、いつものバーボンが喉を灼く。

Dog day night 夏のおとし穴
Dog day night won't you set me free?
Dog day night won't you set me free?
2011年08月09日
幸運を呼ぶクリップ

錆び錆びのクリップ。
shop363より。
かすかに『GOOD LUCK』の文字が読み取れる。
馬蹄を模ったデザインは幸運を呼ぶという。
以前入手したものとよく似ている。

恐らくオリジナルのものはイギリス製だと思われる。
ちゃんとブランドや年代、ENGLANDの刻印がされたものがあるようだ。
これらは、それを模したものなのだろうか。
いずれにしても縁起物なので大事に使おう。

2011年08月08日
ミニミニサイズのティン缶

小さいティン缶。
小指の先ほどの大きさしかない。

小さいが、なにか大切なものでもしまってあるかのような佇まいである。
中身はといえば・・・。


シャープペン用の替芯である。
かつてシャープペンといえば繰り出し式。
芯は太く短かった。

スパイラル式など、構造を工夫した多色のシャープペンもあった。
これは4色の芯が収納されている。

当時の繰り出し式のシャープペンに入れて使ってみる。

濃くよく書ける。
2011年08月07日
孤独を愛するピーベリー
コーヒー豆は、コーヒー果実の種子である。
通常ふたつ抱き合ったように果肉に包まれているようだ。
そのため、豆の片面が平らになり、フラットビーンと呼ばれる。
ところが稀に、種子がひとつだけのものがある。
一種の奇形で、確立は3~5%程という。
この豆はピーベリーと呼ばれる。
一般的に、ピーベリーは小粒で丸い。
その形状からフラットビーンとは焙煎時に熱の伝わり方が違うのか、
ピーベリーだけを集めて焙煎されたものが珍重されることも。

先日鳥仙珈琲で教わって、興味津々のピーベリー。
ちょっと探したらこれだけ見つかった。

孤独を愛し、身を削って香りを残す。
群れない男。
豆の中のの豆、ピーベリー。

2011年08月06日
←スワマ

←スワマ・・・。
矢印の方向にマワスようだ。

おっ!

これはかっこいいコンパス。
商品の顔とも言える蓋の正面に、
商品名でもなく、製造メーカー名でもなく、
『←スワマ』の表記。
あくまで実用を重視した、質実剛健なる逸品である。
久々のshop363にて。
旅に出たいなあ・・・。
