2012年03月31日

ちきゅう


目の前に聳え立つ巨大建造物。





ではなく、超大型船のようだ。
船首にはヘリポートも見える。





しかしてその正体は。





地球深部探査船ちきゅう
地球のマントルまで届く掘削能力を持つ。
地震のメカニズムを調査したり、最近では未来のエネルギーとして期待される、メタンハイドレートの海洋産出試験事前掘削を手がけた。

4月からは、東日本大震災の震源地付近のプレート境界断層を世界で初めて調査掘削するとのこと。




文字通り、地球を救う救世主になるのか?


  


2012年03月30日

ホッチキスNO.1用ムカデ型針とついに出会う


初めてsize…antiqueで、このホッチキスに出会ってから、かれこれ2年近くが経つ。

その間、実際に使うことを夢見て専用の針を探してきた。

だがしかし、この針が中々見つからない。
空箱だけ見つかったこともある。
shop363で1台譲ってもらったときも針はなかった。
ニアミスはあるものの、つくづく縁がないものなのであった。





そして先日、ついに出会うことが出来た!




正真正銘の500発入りのデッドストックである!





メーカーはLION。
色鮮やかなオレンジの箱に、ホッチキスのイラストと、『ライオン自働紙綴器用綴金』の文字。





25発が繋がったムカデ針が20本入っている。
これが夢にまで見た針なのである。







とるものもとりあえず、といった感じで針をホッチキスのお尻に挿入してみる。
するするっと奥まで入っていく。





横の窓から、針が覗いている。





そして先端からは、準備万端とばかりに針が顔を出しているじゃないか。
なんてかわいいんだろう。







そして、感動の一瞬がやってきた。

心を込めて、一発。
ガチャン!

確かな手ごたえ。
仕上がりもベリーグッドである!
ああ、感無量。





一発打つごとに繋がっている針が切り離されて綴じられ、次のために自動で針が送られる仕組みになっている。
よく出来ているなあ。








次に、何枚まで綴じられるか試してみた。

5枚ずつ増やして試してみる。



どうやらコピー用紙で20枚くらいまでは大丈夫のようだ。
なかなか優れものである。





こうして、ここに目出度く昭和初期の文房具が復活した。

この出会いに感謝しつつ、大切に使わせていただこう。












こんなブログでも、早いもので今日で丁度1000件目の記事になるようだ。
それを、こんな貴重な出会いで飾れたこと、
そしていつも飽きずに読んでくれている方々に感謝感謝なのである。

  


2012年03月29日

ミニサイズクリップボードをD.I.Y.


海岸で拾ってきた小さい板切れ。
かすれたグリーンが気に入った。





出会った時に用途は思いついていた。



まずひとつ穴をあける。





そこへ、LIONの古いボールクリップをボルトで留める。





再び穴をふたつ開け、革紐を通す。





板の下のほうにちょっとスタンプでいたずらをして・・・。










世界にひとつだけのオリジナルクリップボードの完成。
ちょっと渋い?


  


2012年03月28日

字幕の中に人生


普段外国の映画を見ていても、ほとんど意識することのない字幕。
そこに、どれだけ繊細な気遣いや工夫がなされているかなど、知る由もなかった。



『字幕の中に人生』 戸田奈津子 著

1秒4字のせりふ作りにすべてを賭ける
字幕翻訳の第一人者が
はじめて書き下ろすシネマ・ライフ





その著者が高校時代に夢中になって見たという『第三の男』。
その中で「まあ、カッコいいせりふ!」と感心した名訳として紹介されている台詞がある。

“I shouldn't drink it. It makes me acid.”

(私はこれ〈酒〉を飲んではいけない。これは私をacidにするからね)
acidは「酸性」の意味と同時に「不機嫌」「気難しい」の意味もある。

これにつけられていた字幕は、
『今夜の酒は荒れそうだ』というのである。

「言いえて妙である。いまの私もとうてい思いつかないであろう名訳である。」
と著者は賛美している。



正確に訳すことだけが翻訳ではないことのいい例なのだろう。

そこで、ふと思い出して家にあった『第三の男』のDVDを見直してみた。
その部分は・・・。



字幕ひとつで随分イメージが変わってしまうものだ。







この本には素敵なおまけがついている。





ちょっと変わったしおり、と思いきや。
なんと、本物の映画のフイルムを切り取って紐をつけてあるのである。

作品名は『尼僧の恋』。
もちろん著者本人がつけた字幕も入っている。








ちなみにこの本は、weekend booksから来た古本である。
にもかかわらず、このしおりがちゃんと挟まっているところが
ハイクオリティな古本を扱うweekend booksらしい。






映画ファンのみならず、一読の価値ありである。



  


Posted by kaz at 22:00Comments(0)本 雑誌

2012年03月27日

コーヒーの香りでリラックス


何かとイライラすることの多い今日この頃。

そんな時、コーヒーの香りは心を鎮める。



コーヒーカップのトラベラーズチャームに、鳥仙珈琲の豆を入れて。

  


Posted by kaz at 22:32Comments(0)珈琲

2012年03月26日

フィッシャー スペースペン 338 BULLET


フィッシャーのスペースペン、BULLETの新製品。
338 BULLET






以前紹介した375が大型動物の狩猟用であるのに対し、この338はより長距離を射程とするスナイパー用だという。





確かに比べてみると、危険なフォルムなのである。
重量感もより増している。








スナイパーといえば・・・。

あの、ゴルゴ13のような殺し屋が使用した薬莢が使われているというのか?



なわけないのであるが、男心をくすぐられる逸品であることに違いはない。





弾丸部分には、もちろんスペースペンが収納される。





相変わらずの間違いない書き味である。










トラベラーズノートに装着すれば、ハードボイルドの香りが危険すぎるぜ。



  


2012年03月25日

いちめんのなのはな


漁港で食べる旬の味。





静かなる山の湖。





そして、一面の菜の花。








慌しい日常を、束の間忘れる旅。


  


Posted by kaz at 21:14Comments(0)旅先にて

2012年03月24日

海を見下ろす宿

束の間の旅は、海を見下ろす宿。

風呂上がりの一杯。

命の洗濯。

  


Posted by kaz at 22:10Comments(0)旅先にて

2012年03月23日

トラベラーズノートのニュープロダクトがベールを脱ぐ


この春は、トラベラーズノートに新製品の動きはないのかなあ、と思っていた矢先。
先日のちょっとした予告の後、本日一気にその全貌が明らかになった。

必見である。






中でも、個人的にはブラスプロダクトのテンプレートブックマーク。

トラベラーズノートのブックマークには、ブラスインデックスクリップを使っているが、
挟み込みが浅くて、落とすのを心配してしまう。
新しいテンプレートブックマークなら、しっかり挟みこめてしかも実用的と来ている。



それと、クラフトファイル。

これは、実は自分も似たものを自作してトラベラーズノートに挟んで使っている。
これは絶対に便利。





あとは、連結バンド。

使い方などの詳細は後日発表のようだが、
拡張し続けるトラベラーズノートの需要に応える、新兵器。
益々厚く膨らむノートが巷に増殖しそうである。





春が待ち遠しい。




  


2012年03月22日

0号サイズのアルファベットスタンプ


そんなわけで、名残惜しいRERA RERA RU.の店で見つけたもの。





以前、紹介したものと同じメーカーのアルファベットスタンプ。
大型の0号で明朝体。
箱は古く少し色褪せているが、中のスタンプは未使用デッドストック品のようだ。





5号と比べてみると随分大きいのがわかる。











これまた、遊べる。



  


2012年03月21日

RERA RERA RU.のこれから


今まで数々の古道具を譲っていただいたお気に入りのRERA RERA RU.が、
来る4月1日をもって実店舗を一旦閉店することになった。



おめでたい理由なのでそれはそれでいいことなのだが、やはり寂しい。

思えば、古道具に興味を持ち始めた最初の頃に出会った店でもあったのだ。







このブログを遡ってみると、2年前の2月11日に最初の訪問の記事が書かれている。

コメントでのよそよそしい会話が笑える。





実店舗はなくなっても、ブログネットショップは続けるそうなので、
今後も縁は切れなくてすみそうだ。



頑張ってね。




  
タグ :RERA RERA RU.


2012年03月20日

梅と富士





アマチュアカメラマンたちが大勢カメラを構えるその後ろに立って、
「へえ、綺麗だなあ」などと一枚。









梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳なよなよ風次第 山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな~


  
タグ :富士山


Posted by kaz at 21:19Comments(0)季節 自然

2012年03月19日

取ってあるという贅沢


今すぐにでも読みたいのに、
まだ読んでない本が本棚に何冊かある。





ちょっと贅沢な気分。
読んでしまうのがもったいないような。








口を切らずにいる、とっておきのバーボンのような。


  


2012年03月18日

酔いどれトムのブルース


週末は、酔いどれトムのしゃがれ声が聴きたい。










今日が昨日の繰り返しでも。
明日が今日の繰り返しでも。







  


Posted by kaz at 22:13Comments(0)CD DVD レコード

2012年03月17日

ガラスペンに革巻グリップ


愛用のガラスペン。
古いものだが、とても書き心地がいい。

ちょっとだけ難点は、グリップが細くて滑りやすい。





ということで、カスタマイズ。

革紐を用意。
それを、グリップ部分に硬く巻きつけていく。





3分で完成。
起毛側を表に出すことで、グリップ感は増し、見た目にも革の継ぎ目が分からない。







今までよりも軽く握って、すらすら書ける。


  


2012年03月16日

万年筆にインクを満たす楽しみ


2本の万年筆のインクが、ほぼ同時にかすれ始めた。
案の定、どちらもコンバーターが空になっている。





なんとなくこの瞬間をいつも待っているような気がする。
なぜなら、万年筆にインクを満たすことが楽しいからである。



インク瓶にペン先を浸ける。





指がインクで汚れるのも気にせず、インクを吸入する。





コンバーターがインクの色に濃く染まっていくのを楽しむ。
透通ったインクの色の美しさ。












何より、一発で紙に綺麗にインクが乗ったときの快感といったらないのである。







  


2012年03月15日

トラベラーズノートのゴムバンドを革紐にカスタマイズ


トラベラーズノートは、革の表紙にリフィールをはさみ、ゴムバンドで留めるだけのシンプルなつくり。
それだけなのに、これ程心を揺さぶられる商品もないのである。

で、このゴムバンドがさりげないようで絶妙なアイテムになっている。
どんどん膨らむ中身も柔軟に受け止め、引っ掛けやすく外しやすい。
延びたり切れたりすれば簡単に交換できる。
色を変えればがらっと印象も変えられる。



今回、あえてこのゴムバンドをカスタマイズしてみようと思い立った。
革紐を使いたかったのである。

革は当然、ゴムのように伸縮はしない。
どうやってノートを留めようか試行錯誤した。

色々考えた末、結論はシンプルに。





裏から1本の革紐を通す。





紐の先には、ブラスペンのチャームを縛り付ける。
これがポイント。





裏からぐるっと紐を前に回して、一周したところで引っ掛ける。
このとき、ブラスペンのチャームが縫い針のような役目をして引っ掛けやすい。








これだけで、思いの外しっかり留まってくれる。




バックスタイルも中々。









とりあえず使ってみて、問題あれば改善してみよう。
でもいい感じに出来たなあ。


  


2012年03月14日

続・文房具というもの


例えばこんなものがある。





インデックスとゼムクリップを組み合わせただけのもの。
ただそれだけで、用途はぐんと広がる。
アメリカ生まれのクリップタブというグッドアイデア商品である。



インデックスとして。
忘れないようにメモとして。
持ち物に名前をつけたり。
メッセージカードのアクセントに。





繰り返し使えるように、付箋紙をカットしたものを重ねて貼って使うという手もある。







ただこの商品、引き出しの中にあふれているゼムクリップと厚紙さえあれば
誰でも作れるものであって、その発想そのものが商品になっていると言える。







こんなものを、身近なものから考案できる想像力を持ちたいものである。
そして、そういうものが身の回りに増えてきたら、なんて楽しいだろう。

それが文房具を楽しむということなのだと思う。



ちなみに、お気に入りの文具店inkの春のセールのチラシにこのクリップタブの画期的な使い方が紹介してある。

文具の楽しみ方が満載の、正に読み応えのあるチラシは必見!
  


2012年03月13日

文房具というもの


昨今の文房具ブームで、巷には便利で画期的な商品が溢れている。

書きやすかったり、塗りやすかったり、切りやすかったり、
消しやすかったり、綴じやすかったり、携帯しやすかったり・・・。



中には、使い勝手よりもデザイン性を重視するものも多く、
持っているだけで楽しい文房具は数え切れないのであろう。





だがしかし、文房具は元来もっと単純で身近な道具だったような気がする。
奇をてらった目新しい文房具よりも、普通の文房具を工夫して活用してきた。
用途に合わせて、そこにあるものを利用して。

書いたり、切ったり、貼ったり、彫ったり、捺したり・・・。





そんな視点から見てみると、文具店にはまだまだ魅力的なものが溢れている。
最新の商品でなくても、ずっと昔からあり続けるものにはそれだけの価値がある。

そんなものをちょっと見直して使ってみようかと思う今日この頃なのである。


  


2012年03月12日

BOSEのジャジーな夜は更けゆく


レコードにはレコードのよさがあり、
CDにはCDのよさがある。

いい音質を求めて、最近はCDを聴いている。





BOSEのウェーブミュージックシステムの、
132cmの共鳴管を通ってくる音は、深く広がりがある。

今まで聴きなれたCDも、また別物のようである。



シンプルな操作性も、音楽を楽しむひとつの要素だ。












今宵もジャジーな夜は更けてゆくのであった。



  


Posted by kaz at 22:55Comments(0)CD DVD レコード