2013年05月31日

peroniのコインケースを修理する


お気に入りの、peroniのコインケース



かれこれ10年以上は使っているだろうか。
365日ポケットの中である。





しかし、さすがの名品peroniも連日の勤務に耐えかね、数年前に革が破れたことがあった。
当時はまだ革細工などやっていなかったので、普通の縫い針と木綿糸でそれを修繕をしたのであった。



それがここに来て、また致命的な破れ方をしてしまった。
ポケットの中でコインがこぼれてしまうほどである。





そこで、今回も前回に倣って、同じように木綿の糸で修繕してみた。



革自体が劣化して裂けやすいので、深めに縫い付けて修理完了。
何とか使えるようになる。



不恰好でも自分で手を加えれば、愛着も増すというもの。












まだまだ現役。



  


2013年05月30日

プロが教える珈琲の愉しみ(全3回)


地元の公民館でこんなチラシを見つけた。

『プロが教える珈琲の愉しみ(全3回)』





「コーヒーの美味しい淹れ方はもちろんのこと、コーヒーにまつわる話や豆知識をその道のプロから学びます。」
という謳い文句。

すごく魅力的!
しかもその道のプロとは、誰あろう 鳥仙珈琲なのであった!

是非行きたかったが、日程が合わずに断念で残念・・・。



お近くの方は是非。

http://blog.torisencoffee.com/












休日の朝、1杯の旨いコーヒーが飲めることの幸せといったらこの上ない。


  


Posted by kaz at 22:33Comments(0)珈琲

2013年05月29日

100年の時を旅してきた佇まい


今回の東京蚤の市で、理屈抜きで惹かれてしまったものがあった。

使えるとか使えないとか、役に立つとか立たないとか、価値があるとかないとか・・・全く関係ない。
只々その佇まいに目を奪われ、手元に置いてずっと眺めていたい。
そんな愛おしいやつなのである。





VEST POCKET KODAK。



1912年から15年間ほどアメリカのイーストマン・コダック社で製造されたコンパクトサイズのカメラ。
ベストの小さなポケットにも入ってしまうということから命名されている。

「かの、『叫び』のムンクが使っていたのと同じ」とは、店主談。
確かにムンクはコダックのカメラを使ってたというし、時代も合致するがどうだろう。





どの角度から眺めても、なんて素敵なんだろう。




部品は欠落しているし、蛇腹も修復だらけだし、上から覗くファインダーも濁って見えないし。
でも、そんなの関係ねえ。

何ともいえないその風格に惹かれるのである。





折りたたむとこんなにコンパクト。
当時は革のケースに入っていたという。



所々に刻印が刻まれているのも気に入っている。



これなんか、各国で取得したパテントの詳細が細かく刻印されていて面白い。



VEST POCKETの中でも、これは1915年以降に作られた“AUTOGRAPHIC”で、付属の鉄筆でフィルムに直接データを書き込むことが出来るタイプ。

こんなアナログなところもたまらない魅力のひとつ。












オリンパスのPENと並んで記念撮影。






やがて100年という時を旅してきたこのカメラ。

書斎のガラスケースの主役に躍り出たかんじ。


  


2013年05月28日

東京蚤の市でもう一本バレットペンシル


バレットペンシルをもう1本。

その佇まいに一目惚れして連れ帰った。





やはり、古いアメリカの企業ノベルティだが、社名は読めない(笑)。





よくあるシルバーでなく、ゴールドの留具が使われているのも渋い。





そして、特徴的なのが弾頭の形状。
通常のものよりとんがっている。



これは、fisherのSPACEPEN BULLET375が狩猟用なのに対して、338がスナイパー用であるのと似ている。





これまた、さりげなく使ってみたい逸品。












うん、いい雰囲気である。



  


2013年05月27日

東京蚤の市で見つけた珍しいバレットペンシル


東京蚤の市。
喧騒の中、目に飛び込んできたもの。

バレットペンシル





何本か持っているのと同じで、企業ノベルティとして配られたもの。
“McQueary Bros. Drug Co.” 薬の卸業か、量販店のようだ。





普通バレットペンシルは、弾頭の部分をひっくり返すとそこに鉛筆が収納されているというもの。
だがしかし、これはちょっと変わっている。

持ったときに少し重い感じ。

それもそのはず。弾頭には、鉛筆の代わりにシャープペンメカが隠されているのである。





色んなバレットペンシルを見てきたが、これは初めて見た。
軸を回転させて芯を出す、繰り出し式バレットペンシルというわけである。





こんなのをさりげなくトラベラーズノートに挿していたりしたら、超かっこいいぜ。














書き心地も上等!


  


2013年05月26日

東京蚤の市 大盛況


第3回 東京蚤の市。





去年の第1回以来だったのだが、規模も人出も比較にならないほど膨張していた。
とにかく人、人、人。
すごい熱気。



150以上の店舗には、見切れないほどの魅力的な古道具などが並ぶ。
その他、ライブやワークショップなども充実いていた。







お目当てのantique shop menuは・・・。
これまた凄まじいばかりの人だかり、である。







今後一体どこまで行くのだろう。
恐るべし、東京蚤の市である。












暑さと人混みで、ゆっくり見れなかったのが残念。
それでもいくつか、いい出会いがあった。

それはまた、明日以降ということで。



  


2013年05月25日

定形外郵便に18枚の切手が貼られてきた


昨日の鳥のカラクリ時計は、定形外郵便で送られてきた。
もちろん切手が貼ってあったのだが、それが楽しい。

580円を、何と18枚の古い切手で作ってあったのだ。







切手は詳しくないので、ひとつずつ『キッテコム』というサイトで調べてみた。

まず、1987年発行の『奥の細道シリーズ』全5種のうちの第一集。
「あらたふと青葉若葉の日の光」。
2枚で一組になっているが、切り離して1枚60円で使うことができる。





そして1988年発行、同シリーズの第四集。
「夏草や兵共が夢の跡」。





これは、瀬戸大橋開通記念切手。
1988年発行で、やはり2枚組になっている。





この美しい切手は、『切手趣味週間シリーズ』全5種のうちの1枚。
1965年発行、「上村松園 序の舞」。





個人的に一番のお気に入り、やはり『切手趣味週間シリーズ』。
1966年発行、「藤島武二 蝶」。





最後は、国民体育大会記念切手。
1972年発行、「第27回 鹿児島 太陽国体」と、1973年発行「第28回 千葉 若潮国体」。







商品を送るのに普通の切手を使えば済むものを、わざわざこんなにたくさん、しかも古い切手を使ってくれるなんて何というこだわり。もらったこちらは幸せな気分になるというものだ。



しかも!しかもである。

キッテコムには、それぞれの切手の現在の価値が表記されていて、これらの切手はすべて額面以上の価値があることが分かった。
無粋と思ったが計算してみると、18枚で580円の額面が全部で910円にもなるじゃないか!
それを惜しげもなく使ってくれるなんて、粋だなあ・・・。










そのまま飾っておきたい。


  


2013年05月24日

古い鳥籠に棲むゼンマイ仕掛けの鳥たち


古い小さい鳥籠。





中には2羽の鳥が棲んでいる。





こいつがゼンマイ仕掛けで動くのである。

黄色い小鳥は、落ち着きなくキョロキョロ首を振る。



大きい親鳥は、優雅にターンを繰り返す。



正面を向いたときの顔が何とも言えずチャーミング。



その羽には、本物が使われているんだろうか・・・。



鳥籠の下に施された模様もお洒落で、いい雰囲気である。







実はこれ、ただのゼンマイ仕掛けのおもちゃではない。
ちゃんとした時計なのである。

親鳥が1周回ると1分。
針の赤いところが時間を指す。
このカラクリ時計が中々正確なのは驚きだ。

おまけにアラームまでついている。













そんなわけで、また書斎に新しいチクタクが増えた。

こいつは優雅だなあ。



  


2013年05月23日

チクタクちくたくticktack


書斎には、柱時計がひとつと置時計ふたつある。
どれもゼンマイ仕掛けで、部屋には3種類のチクタクが常に響いているのである。

時計によってチクタクの音の大きさや音色や速度が違う。
不協和音なのであるが、全く耳障りでないのは不思議だ。





どの時計も決して正確ではなく、その時間の狂い方も少しずつ違う。
でもその癖が分かってしまえば、ほぼ正確な時間を把握するのは難しいことではない。

ゼンマイを巻くタイミングも、毎日のもの、3~4日に一度のもの、1週間は大丈夫なものと様々。
ご機嫌を伺いながら、巻いてやるのも楽しい日課。

たまに巻くのをサボって、柱時計の振子が止まっているのを見つけたときなどには罪悪感を感じてしまう。












今日も元気にチクタクちくたくticktack。



  


2013年05月22日

トラベラーズノート みんなの投稿へのお誘い


先日紹介した、トラベラーズノートの文房具リフィールを久しぶりに『みんなのカスタマイズ』に投稿した。

そうしたら今日、早速いつものステッカーが届いた。





世界各国に点在する架空のトラベラーズカフェのステッカーなどがたくさん。
そして、いつもながらの手書きの葉書。

最初から変わらない。
最近では投稿も増え、イベントも目白押しで益々忙しくなっているに違いないのだが、全く変わらないこの心遣いが嬉しいのである。

初めて投稿した時のステッカーは、使うのがもったいなくて世界地図とともにフレームに入れて、今でも書斎に飾ってある。





この『みんなの投稿』は、色んな旅人たちのトラベラーズノートに対する思い入れが見れて毎月の楽しみなのだ。
まだ投稿したことがなかったら、是非トライして欲しい!
      ↓
http://www.midori-japan.co.jp/tr/postoffice/










遊び心がこっそり隠されているこんなステキな封筒で、心のこもったプレゼントが送られてくるよ。


  


2013年05月21日

ストレート・ノー・チェーサー


というわけで、早速セロニアス・モンクの『ストレート・ノー・チェーサー』が収録されたアルバムを探してきた。





聴き馴染んだ曲が続いた4トラック目。
ご機嫌な(死語)ドラムスのリズムに導かれ、モンクのピアノが始まる。
タイトルから想像していたよりも、軽快である。

わずか3分足らず。
その間に、バーボンを“STRAIGHT”で1杯。












もちろん、“NO CHASER”で。




  


2013年05月20日

革表紙のメモカード


A4のコピー用紙を裁断機で切り分ける。



そこにパンチで穴をひとつ開ける。



今度は革を裁断する。



そこにポンチを使って穴をふたつ開ける。



そして、それらをカードリングで留める。





単語カード風、本革表紙のメモカードの出来上がりである。



簡単なわりに、なかなか渋いぜ。







さらに、LIFEのやつを真似して、ゴムで留められるようにしてみる。
さりげなくトラベラーズノートっぽく。












自由度満点のメモカード。
これは結構使える。


  


2013年05月19日

動かなくなってしまった時計


動かなくなってしまった時計がある。





一体、何年の何月何日から止まったままなのだろうか。
唯一残った長針はまもなく50秒を指す。





裏蓋は立派なシルバー。
その輝きは健在である。





裏蓋を開けると、込み入った機械がむき出しになる。
かつては休むことなく働いていた機械がその役目を終えて、今は静かに佇むだけである。












時間よ止まれ 生命のめまいの中で・・・


  


2013年05月18日

和田誠のワイルドターキー


『和田誠 切抜帖』

和田誠は、中学生の時にムキになって読んだ星新一の文庫本の装丁で知って以来のファンである。
シンプルなラインで描かれた似顔絵やイラストは、よく真似してみたものだった。

その氏の様々なエッセイや対談などをスクラップしたような切抜帖。
たまたま今日行った図書館で見つけてかりてきた。




その中、亡くなった旧友を悼んで書いた日記に、気になるイラストを発見。



大好きなワイルドターキーである。
いい絵だなあ。

そしてそこに記されていた、セロニアス・モンクの曲「ストレート・ノー・チェーサー」。
モンクの曲は時々聴くが、恥ずかしながらこの曲は知らなかった。
なんて魅力的な曲名なんだろう。すぐ探して聴いてみよう!












これも、ワイルドターキー(苦笑)。


  


2013年05月17日

顔文字スタンプで遊ぶ


何やら風変わりなスタンプ。





何と!かおもじ作成スタンプ、その名も『かおスタ』である。





30種のスタンプを組み合わせることによって、いろんな顔文字が作れてスタンプできるというスグレモノ(?)である。





携帯やパソコンなどのデジタルの世界のものが、アナログ化したというところか。

お馴染みのこんなものや、



どこかで見たことがあるこんなものや、



こんな変な顔まで。
手紙などに捺してかわいい~みたいな。







まったく、何が流行るかわからない世の中である。












でも、結構楽しい・・・O(≧▽≦)O みたいな。


  


2013年05月16日

オイルランプを灯して過ごす静かな夜


オイルランプに火を灯す。

気泡だらけの古い手吹きガラス。
優しい灯りがデスクをほんのりと照らし出す。







静かな夜。

まるで旅先にいるようなひと時。

  


2013年05月15日

夏が来た!


穴倉のような書斎は夜でも蒸し暑い。
たまらず電氣扇を引っ張り出してきた。





「早くもか!」と思い、去年のブログを調べてみたら、何と去年は4月27日に出していた(笑)。
これでも今年は遅い方なのか・・・。

見上げれば革ジャンが吊るしてあるし、足元のアラジンストーブも仕舞ってない。
季節感ZEROの書斎なのである。












今年も長い夏がやって来る。





  


2013年05月14日

幼稚園の椅子をラックとして使う


幼稚園で使われていたという小さい椅子。





子供のお尻に磨かれて、ツヤツヤの木。



裏側の緑色はクレヨンが残っているんだろうか。



今にも賑やかな子供の嬌声が聞こえてきそうな、そんなステキな椅子である。







本棚として使ってもいい感じ。



古道具もよく似合う。


  


2013年05月12日

アンティークの宝庫 旧マッケンジー邸


日曜の昼下がり。

ちょっとビールを1杯やった店に貸し自転車があるのを発見。
早速借りて放浪。

懐かしい母校を訪ねた後、海沿いにある古い洋館にたどり着いた。





旧マッケンジー邸である。
アメリカの貿易商社『A.P.アーウィン商会』の日本支社に勤務になった、マッケンジー夫妻の住宅として昭和15年に建てられたという。





地下一階、地上三階建ての大変な豪邸である。





車庫には夫妻の乗ったというキャデラック。





広大な庭は今でも綺麗に整備され、邸内は歴史を感じさせる重厚な雰囲気。
2階からはすぐそばに海が望める絶好のロケーションだ。



そして何より、当時のままの備品すべてが渋いアンティークなのである。

照明は部屋ごとに違って、どれをとっても魅力的。



バスルームは、完全にアメリカ。
HOT COLD と書かれた蛇口や、タイルの貼られた壁、ブルーに統一された色調も戦前の日本のものとは思えない。



そして、キッチン。
まるで古いアメリカ映画のひとコマである。
でかい冷蔵庫に、オーブン。ここは白1色に統一されている。
ああ、このコーヒーミル欲しいなあ!





ゆっくりたっぷり見学させていただき、記念のスタンプも捺して、大満足で旧マッケンジー邸を後にしたのであった。












近場でこんなにステキな場所があるなんて。
また来よう。



  


2013年05月11日

ROUND MIDNIGHT


しとしと降り続く週末の雨。

こんな夜は、バーボンを遣りながら静かにレコードを聴いていたい。

真空管で増幅されたピアノの優しい音が耳に心地よいのである。





ROUND MIDNIGHT。