2013年11月30日
トラベラーズポストカードキャンペーン オリジナルブリキ缶
トラベラーズノートから小包が届いた。

トラベラーズポストカードキャンペーンの賞品、オリジナルブリキ缶である。

東京下町の昔ながらの製缶工場で、職人がひとつずつ手作りに近い形で作ったという。
隅々まで丁寧な作り。冷たい金属なのにもかかわらず、どこか温かみのあるブリキ缶なのである。

蓋はエアメール風にデザインされていて、異国から送られてきた宝箱のようである。。

早速使おう!の前に・・・。
革を缶のサイズに合わせて裁つ。
それを底に敷いて、これでブリキを傷つけないで済む。


革細工道具を入れて使おう。

2013年11月29日
古本リサイクル市
先日某所で、古本リサイクル市なるものがあった。
市立図書館の主催で、中古の文庫本が4冊でなんと100円。
売上金は、新しい本を買ったりするのに使われるらしい。
ちょうど本格的に読もうと思っている山本周五郎が何冊かあったので早速購入。
さらに、「ご自由にお持ちください」コーナーからも2冊ほど戴いてきた。

その、戴いた本の山本周五郎『さぶ』。
古い新潮文庫なのだが、中に前進座公演の『さぶ』のチラシが折り込まれていた。
今なら映画化されるやいなや、文庫本の表紙がその映画の写真に取って代わるのだが、
この当時は芝居のチラシが折り込まれたりしていたんだと思うと、なにか時代を感じる。
味のあるイラストの描かれた素敵なチラシ。
ちょっと得した気分なのであった。

2013年11月28日
月光荘の古いペインティングナイフ
古いペインティングナイフである。

銀座の月光荘の銘がある。
もちろん、トレードマークのホルンも。

使い込まれたらしい木の握りの雰囲気がいい。

これを使って、どこの誰が一体どんな絵を描いたんだろうなあ。

2013年11月27日
イギリスの郵便ポスト
郵便ポストを模った貯金箱。

イギリス製。
で、イギリスのポストは見ただけで、設置時期がある程度分かるという。
中央に施された刻印(ロイヤル・サイファ)が当時の国王を表すのだそうだ。
この貯金箱は“GR”。
これは、1936年から1952年のジョージ6世、あるいは1910年から1936年のジョージ5世の時代のもの。
(これについてはここやここが詳しい。)

ありがたく貯金しよう。

いい雰囲気。

2013年11月26日
古いアルファベットの刻印
これもmenuにて。
古いティン缶。

蓋を開けてみると、ジャーン!

鋼鉄製のバーに、AからZ、&まで手書きの文字が書き込まれたこれら。

何とも渋い、使用感がたっぷり滲むアルファベットの刻印である。
実に見事な佇まいである。
以前に数字のやつは入手してあって、アルファベットのはずっと探していたのであるが、こんなに素敵なものに出会えるとは。

では、早速試してみよう。
手元にあった革を、これまた手元にあった飲みかけのバーボンで湿らせる。(バーボンなのは、単に水を取りに行くのが面倒だったからである)
そこに刻印を打ち込む。


おっ、いい感じだ。

これから革細工をいじるときに、これは使える!!

2013年11月25日
イギリスの古い製図セット
weeknd booksの古ものマルシェ出店のantiqueshop menuにて。
古い木のケース。

真鍮の金具といい、永く人の手に触れられた木の風合いといい、角の補強などに見られる実に緻密なつくりといい、随分いい雰囲気なのである。

蓋を開けてみると・・・。

なんとも渋い、製図セットがきちんと収まっている。
イギリス製の古いやつだ。


これは定規。
インチとミリの両用。
“THE CAMBRIDGE RULE”はケンブリッジ大学と関係があるのだろうか。

この佇まい。
たまらない。


これは、真鍮素材のコンパス。

めちゃくちゃかっこいい!
先端に刺さった鉛筆もいい味出しているじゃないか。


このコンパス。
用途に応じて交換式になっていて、他にふたつのパーツがある。

ディバイダーと烏口がそれなのであるが、この烏口がまた超渋いのである。
精密に作られた重厚感。
これを使って、当時はさぞ美しい図面が引かれていたんだろうなあ。
そんな想像を掻き立てるような、インクの名残が残っている。

そしてこれはつけペン。

細い軸はもしかして象牙か?
ペン先はヤレてしまってはいるが、当時の美しい面影を十分残している。

一体何十年前のものなのだろう。
未だ当時使われていた頃の空気がたっぷり残っている素敵な古道具である。

2013年11月24日
weekend booksにantiqueshop menuが初登場
というわけで、今日はweekend booksの古ものマルシェ。
平塚のantiqueshop menuが初登場となった。
weekend booksの店内に、あのmenuの世界が展開する。
何か嬉しくなってしまうのであった。
そして、いつもの鳥仙珈琲。
もう、weekend booksに完全に同化している感がある。
今回のオリジナルブレンドは、“ANTIQUE BLEND”。
深煎りのコク、香りは、古道具市にぴったり。
古道具を眺めながら遣りたい一杯なのである。

店内に漂うコーヒーの香りと魅力的な古道具の数々。
まさに、どストライクの企画で、第2回を期待せずにはいられない。
出会ったものについては、また。

2013年11月22日
古ものマルシェ~心をそっとあたためる、ヨーロッパの古いものたち~
今週末の日曜日、weeknd booksにて、古ものマルシェ~心をそっとあたためる、ヨーロッパの古いものたち~が催される。

待望の古道具市である。
出店も、あのantique shop menuはじめ魅力的な店ばかり。

お馴染みの鳥仙珈琲の特製ブレンドも飲める。
これは、今から楽しみである。

どんな出会いがあるのかな。

2013年11月21日
落ちないファイル
一見何の変哲もない、よくありがちなクリアホルダー。

しかしよく見ると、ここにミソがありそうである。
特許出願中も示す“PAT.P”の刻印も。


実はこのクリアホルダー、このタブを書類に引っ掛けることにより、大事な書類が落ちるのを防ぐというスグレモノなのである。

書類だけを挟む場合と、ファイル全体をクリップするという手もある。

意外にも、筆記具やガチャックでお馴染みのオート㈱の製品。
その名も『落ちないファイル』。
これからの受験シーズン、売れそうである。

落ちない、落ちない。

2013年11月20日
男の誇り
今書き写している『男としての人生』のなかで、ちょうど先日、『男の誇り』という章を写し終えた。
身についた能の、高い低いはしょうがねえ、
けれども、低かろうと、高かろうと、
精いっぱい力いっぱい、
ごまかしのない、嘘いつわりのない仕事をする、
おらあ、それだけを守り本尊にしてやってきた

これは、山本周五郎の『ちゃん』という小説を題材に、男の誇りについて考える内容だったのであるが、そんな矢先、まさにそんな男の誇りがひしひしと伝わってくる仕事に出会ってしまったのである。
それが、この一皿に集約されている。
素材、仕込み、調理、飾り。
どこをとっても、何一つ手を抜いていない。
そこまでするのか!というこだわりが、この一皿にいくつも隠されているのである。

そんな仕事が出来たら幸せだ。
そんな思いにふける秋の夜。

2013年11月19日
大人の鉛筆に、ケシゴム。
北星鉛筆が『大人の鉛筆』を発売してから2年余り。
その間、カラー軸の彩シリーズや、スマートフォン対応のタッチペン、ギフトセットなど、次々に新製品を発表してきたが、ついに満を持して、ケシゴムが付きを発売した。

その名も『大人の鉛筆に、ケシゴム。』である。

軸は従来の大人の鉛筆に比べて短め。
ケシゴム以外にもクリップも付いて、携帯性を重視した。

さらに、軸の断面を三角形にすることで、手に馴染む握りを意識した作りになっている。

2mm芯は相変わらずの迫力。ガシガシ書くのに最適である。

ケシゴムはノック部分にかぶせる仕組みになっていて、ここに別売りのフェルトをつけるとタッチペンにもなるというわけだ。

あの、大人の芯削り器や替ゴムがセットなのも嬉しい。

この鉛筆、好きだなあ。

2013年11月18日
馬印ポップゲルチョークを試してみた
黒板メーカーの㈱馬印から今年発売になったポップゲルチョーク。

黒板や、ホワイトボード、ガラスなどに書ける、ポップ書き用のゲルチョークである。

早速先日紹介したノート黒板に書いてみた。
滑らかな書き味で、チョークというよりはクレヨンとかステッドラーのテキストサーファーゲルに近い感じ。
ただし、仕上がりはチョークの感じにかなり似ている。

ダストレスチョークで書いたものと並べてみる。

ゲルチョークはダストレスチョークに比べてややシャープな感じで、もちろん粉も全く落ちない。
この辺の雰囲気は好みが別れるところだろう。


また、ゲルチョークはダストレスと違ってラーフルや指で擦っても消えない。
消すには濡れ雑巾やウェットタオルなどを使う。


ペン先は尾栓を捻ることで繰出せて、チョークの残量を調べることが出来る。


色は全部で8色。
カラフルなポップが書ける。

ガラスなどにも書けるから、ボトルキープにもいいかも。

ダストレスとゲルチョーク。
どちらもそれぞれの良さがあるようだ。
用途に合わせて使い分けるのがいいんだろうなあ。

2013年11月17日
東京蚤の市 出会いその7 この美しい機能美
東京蚤の市での出会い。
大とりを飾るのはやはりantique shop menuのこれ。

何やらコンパクトな木でできた古道具。
古い木の風合いと、真鍮の金具が渋い。


“THE RAMION” “LONDON”の刻印。

真鍮の金具を開いていくと・・・。
ジャーン!である。

そう、本を読むときに立て掛けて使うブックスタンドなのであった。

小さく折りたためる上に、使うときにはちゃんと倒れにくい工夫や、ページをキープする工夫がなされていて、大変実用的なのである。

現在進行中の写経にぴったり!

こういう偶然のような、しかし必然に違いない出会いがたまに、ある。

2013年11月16日
東京蚤の市 出会いその6 menuのウィスキースキットル
満を持してmenuの登場である。
相変わらずmenuのブースは人、人、人。
大人気である。
そんな中、お馴染みのイギリスアンティークのウィスキースキットルを発見。
ガラスの瓶を、ピューターと革で鎧った、例の渋いヤツである。

今までもmenuでは、この手のスキットルにはいくつか出会っていた。
http://travelersmind.eshizuoka.jp/e717456.html
http://travelersmind.eshizuoka.jp/e728408.html
http://travelersmind.eshizuoka.jp/e968069.html
今回の革は、初めての鮮やかな赤!
実に綺麗である。

古いガラスの感じもいい。

並んで記念撮影をば。

2013年11月15日
東京蚤の市 出会いその5 古いガラスポット
ちょっと変わった形の古いガラスポット。

木の栓で蓋ができる。

灯りに透かして見ると、気泡がいっぱいできているのが分かる。
形も少し歪んでいるようだ。

一体何に使われたものなのだろうか。
とりあえず、珈琲豆など入れてみる。

2013年11月14日
東京蚤の市 出会いその4 LPLフィルムクリップ
ちょっと珍しいクリップを見つけた。

LPLというメーカーで、日本製品のようだ。

文房具業界では聞かないメーカーだなあ、と思って調べてみたら、どうやら写真をを現像する時にフィルムを吊るして乾燥するのに、上下に2個セットで使うクリップらしい。
支点になる部分にある太い芯は、錘の役目を兼ねているようだ。

先端にはスパイク加工が施されていて、結構強力にグリップする。

吊るすためのフックが付いてるのも実用的である。

カードなど吊るしておくのにいい感じ。

2013年11月13日
東京蚤の市 出会いその3 飛行機の鉛筆削り
k 「これ、いくら?」
店主 「800円」
k 「500円!」
店主 にっこりしながら指でOKマーク
蚤の市などでは、できるだけ空気を読みながら値切ってみる。
たまにすべる場合もあるが、大抵は気持ちよくまけてくれる。
そんなコミュニケーションも楽しいものだ。
そんな飛行機。

なかなかかっこいい。
プロペラも回るし。



よく削れる鉛筆削りである。

2013年11月12日
東京蚤の市 出会いその2 古い鋏
いろんなものが並んでいる中でも、キラッと輝いて見えるものが時々ある。
今回、そんな感覚だった古い鋏。
惚れ惚れするスタイルである。

いいに具合に馴染んだ鉄の表情。
動きは極めて滑らかである。


しっかり砥がれた刃は美しい。

ひょっとしたら名のある刀工の作なのか、と想像してしまうような銘がある。

もちろん切れ味は抜群なのであった。

いつも渋い、antiqus STEREOGRAPHにて。
2013年11月11日
東京蚤の市 出会いその1 古い絵の具セット
東京蚤の市。
古い木のケースに引き付けられた。

永年人の手に触れられてきた木の風合い。
真鍮の留具と革の持ち手の渋さ。

いい感じの古いケースだが、中は空っぽっていうのがよくあるパターンなのである。
だがしかしである。
開けてびっくり玉手箱なのであった。

まずは金属製のパレット。

最後に使った絵の具の名残が愛おしい。
どんな絵を描いたのかなあ。

ちなみにブランドは、『ミツボシ』というらしい。

パレットの下に隠れていたのは・・・。

ちょっといい雰囲気の紙ケース。
これは、TACHINOというメーカー。

そして、こっちはご存知サクラクレパスの古い社名『櫻商會』。
戦前のものと思われる。

中身はというと、それぞれきれいに並んだ小さい絵の具。

メチャクチャいい味出してるじゃないか。


ひとつひとつのチューブにエンボスが施されているのも超かっこいい。

これはステンレス製の水入れ。
ウィスキーのスキットルみたいな重厚感かいい。

もちろん画筆も入っている。
下書き用の鉛筆がセットで。

何とも言えずいい感じの筆。
鉛筆はヨットとトンボ510。


これだけの画材が、木のケースに綺麗に納まっている姿は実に美しい。
いろんなメーカーが集められているのも面白い。
こんな出会い、そうない。

みずたま雑貨店にて。
2013年11月10日
トラベラーズプレス 02
今回は、時間が取れなくトラベラーズファクトリーに行くことができない。
そこで、東京駅構内のecute東京イベントスペース「粋 ikisui」のトラベラーズファクトリー特設コーナーへ。
相変わらずかっこいい空間に仕上がっている。

目的は、『TRAVELER'S PRESS 02』。
01が発行されてから、3年半ぶりである。


冒頭のプロローグ。
チームトラベラーズの皆さんの夢が作り上げた、トラベラーズファクトリーへの思いのたけが熱く語られている。

そして、今回の特集は先月までファクトりーで展示された『TRAVELER'S BOOKS 24人が薦める旅の本 』。

現場では中々ゆっくり読むことが出来なかったので、これはうれしい。
この企画のきっかけとなったweekend booksの高松さんの推薦ももちろん。
ゆっくり読むことにしよう。

同封の『TRAVELER'S PRESS 02 GUIDE』には、本を推薦した方々のストーリーがイラスト入りで紹介されていて、これもまた興味深い。


01、02と来た。
さて、03はいつ、どんな企画で発刊されるのだろう。
今から楽しみである。
