2012年06月29日
書斎の掃除屋 ヘンリーくん登場
書斎に散らかりがちな消しゴムのカスや、鉛筆の削りカス。
最近では革の削りカスなども。
机用の小さいクリーナーがないかと探していたところ、こんな可愛い奴を発見。

イギリス生まれのHenry(ヘンリー)は、日本でも人気の業務用掃除機であるが、
これはそのデスクトップ版である。
よくある乾電池を使った電動式のものではなく、ゴロゴロ転がしてゴミを拾う手動式である。
恐らく今は販売されていないデッドストック。

小さいくせに働き者。
頼もしい掃除屋、ヘンリーくんなのである。

拾ったゴミはお腹に集めてポイ。

これで机もピッカピカ。
今日から書斎の仲間入り。

2012年06月28日
旅支度 松田優作の場合
何も欲しかない、ちっとも淋しかない。
すでにオレは旅立ちに燃えている。
列車は様々な生活の一部を背負って事務的でいながら、事務的でない生命力をたぎって見せる。
古いコール天のランチコート。しゅうせいしたBig Johnのジーン。あの娘の編んでくれた長い毛糸のマフラー。欲しくて探しまわった古きよき日の新しいバッシュウ。友人Sに見せるため、1300円も出して買って、自分でふちを切り取ってSと二人で笑い合ったクラゲの帽子。下着しかないスポーツバッグに、やさしい五木寛之のかたりを詰め込み、今、とにかく、今という香りをかぐわせるオレの青春のいでたちと共に、オレは旅へと胸を大きくふるわせている。
手に一万円という現金。でも、怖くはない。でも、決して行き当たりばったり的な気持ちではない。ささやかな気持ちの広がりを、大切にしていたいから、オレは今、素直に自分に言い聞かせるのだ。
知らない街へ。知らない人に。知らない店で・・・。
列車は走る。オレも走る。いいのだよこれで、文句はない。
松田優作 創作ノート「つねひごろのことのぶるうす」 より
古本屋で偶然手にした本 『松田優作 遺稿』。

もし、五木寛之の文庫本と一緒にトラベラーズノートをバッグに詰め込んでいたら、彼は何を書き込んだんだろうか。
なんてことを考えてしまう、ブルースの似合う夜。

2012年06月27日
昭和の古い踏み台
分厚い天板に残された無数の傷痕。
長く使われてきた歴史がそこに在るような気がして見入ってしまう。
深い艶はどんなワックスでも出すことができない経年による仕業である。
一体どんな人が、どんな家で使っていたのか。
この深い傷は、何を落としてつけたのかなあ。
こっちの長い傷は、何を引きずってつけてしまったんだろう。

しっかりとした作りの古い踏み台。

使い込まれた古い木の存在感。

飾って眺めていたいが、踏み台である。

2012年06月26日
鈴虫の社会
昨年の鈴虫が生みつけたタマゴが、長い冬を越えて春先に無事孵化した。
そして、この頃は脱皮を繰り返し、随分大きくなった。


そして、先日今年の初鳴きが!
最初はぎこちなく、徐々に綺麗な音色を奏でるようになった。

今夜も、聞きほれていると・・・。
鳴いている一匹に、別の一匹が体当たり!
松ぼっくりの特等席を奪うと、代わって高らかに鳴き始めた。
下に落とされたライバルを尻目に、さらに誇らしげに鳴き続けるのであった。

これは去年もしばしば見られた光景。
鈴虫の世界も他人を蹴落としてのし上がる、世知辛い世界なのか・・・。
美しい音色の裏に隠された、小さな虫たちの社会を垣間見る。

タグ :鈴虫
2012年06月25日
2012年06月24日
革のコバ仕上げ
革の手縫いをやってみて、革細工の面白さに目覚めかけているところであるが、
やってみると、段々欲が出てくるもので・・・。
例えば、革も切りっぱなしだといかにも素人っぽい。

そこで、次の段階としてコバの仕上げに挑戦してみた。
トコノールとプレススリッカー。

革のコバにトコノールを塗り、プレススリッカーで磨く。


う~ん・・・。
まあ、最初よりは大分いいかな。

少しずついいものを目指そう。

2012年06月23日
今日の試合は水に流して
涼しい風が吹く中、Jリーグを観戦にスタジアムへ。
試合前、期待のルーキー河井君の投げたサインボールが真っ直ぐ自分のところへ。
河井君、ナイスコントロール!
今日はやってくれると注目するも、内容は実にストレスの溜まるものであった。
今日の試合は水に流して、この次頑張れ。
2012年06月22日
扇風機の使用期限
最近ニュースで、扇風機にも使用期限があることを知った。
電気用品安全法において、電気用品の技術上の基準を定める省令が改正され、長期使用製品安全表示制度が制定されました。2009年4月1日より「扇風機」は経年劣化に係る注意喚起のための表示が必要となり、2009年4月以降製造された製品には、製品本体及び取扱説明書に「製造年」、「設計上の標準使用期間」および注意喚起文が表示されています。
ということだ。
というのも、古い扇風機が発火したりする事故が頻発したらしい。
そこで標準使用期限を10年とか、安い製品では4、5年とかと定めているようだ。
で、書斎の扇風機。
当時は『電氣扇』といったのであるが、すでに70、80年選手である。
たまに回転がゆっくりになったり、時には止まっていたりすることもあるが、
なんとか現役である。
当時は使用期限なんて考えることは無かったんだろうなあ。

2012年06月21日
こんなペンケースどこにもない
size…antiqueに転がっていた古い木製ケース。

元々は、何か細かい道具でも入れていたのだろう。
しっかりと蓋を止める金具。
小さな蝶番もいい味が出ている。
何より、古い木の艶、表情がいい。

ちょっと古いペンを入れておくのに御誂え向きの、OLD WOOD PENCASE。

2012年06月20日
2012年06月19日
下足錠のオリジナルロッカーをD.I.Y.
さて、昨日の木箱の続き。
まず、蓋になる板を木箱大きさに合わせて切断。

それを、蝶番で木箱にくっつける。

そして、ここで以前東京蚤の市で手に入れたカナリヤ錠の登場である。
慎重に場所を決めて蓋に固定。
何度も試しながら、ロックが掛かる金具も固定する。

この下足錠をつけるに当たっての最大のポイントは、44番の木札でしか開けられないようにすること。
錠前の構造上、そのままでは何でも板状のものを差し込めば開いてしまうので、それじゃあ面白くない。
そこで、44番の木札の切り込みに合わせて内部を工夫。
実際もこんな感じなのかなあなどと想像しながら・・・。
これで、同じ切込みが無い限り、錠前は開かない。

さあ、完成。
44番の木札を差し込まないと開かない、オリジナルのロッカーである。
ロックが解除される時の、「ガチャン」という感触が心地いい。
蚤の市で、ひと部品100円で売られていたバラバラの錠前が、
ここに目出度く復活して、感無量である。


へそくり仕舞っとこうかなあ。
やっぱ、古道具かな。

2012年06月18日
煤けた木箱を発掘
ある目的があって、古い木箱を探していた。
探すと中々見つからないもので、先日ようやく丁度良さそうなものがあった。
size…antiqueにて。

道具箱か何かだったのか、随分煤けていい味を出している。
古い板特有の、木目が浮き出している表情がいい。
底に英字新聞なんか敷いてみるとまた違った雰囲気である。

合わせて、蓋にする似た感じの古い板も見つかった。

さあ、工作にかかろう。
無事完成できるかな。

2012年06月17日
古いスタンプホルダー
いつものsize…antique。
以前からずっと店先に転がっていて気になっていたやつ。
安くする(それも随分)というので、譲っていただいた。

古い日本製のスタンプホルダーである。
これほど見事にヤレた表情のものは中々お目にかかれないという逸品。
スタンプを引っ掛ける鉄は錆び付いて腐食しかけているかのよう。
塗装は所々剥げ、めくれ、やはり下から錆が覗いている。
台座に施された模様がかろうじて見て取れる。
しかしそのシルエットは美しい・・・。

以前antique shop menuで譲っていただいたフランス製のものも書斎では活躍中であるが、それよりひと回り大きいこれもまた違った魅力があっていい。
トラベラーズファクトリーでは、スタンプの新製品が出ているようだが、これで多少増えても大丈夫だ。

2012年06月16日
たまには古道具の手入れ
古い芝浦製作所の電氣扇が、よく回らなくなってきたので、たまには手入れをしようとCRCを買ってきた。

呉工業の、KURE5-56。
ラジオを聞いていると、夕方の5時56分頃CMが入る。
「監督、今日の試合のフォーメーションは?」
「5-5-6」
ザワザワ・・・
「・・・5-5-6?」
「16人?サッカーなのに???」
っていうやつがお気に入りである。
CMはさておき、早速シューっとやる。

ついでに、愛車ワンタッチピクニカにも。

ノックの調子の悪いボールペンも。

見違えるように、よく回る。
万能のスグレモノ。

2012年06月15日
週末バーボン
以前、いつものワイルドターキーを買ったときにおまけで付いてきた“WILD TURKEY Rare Breed”。
サンプルの50mlミニボトルだ。
とっておきのこれを、週末の今夜戴くことに。

Rare Breedは、樽出しの原酒。
原酒のまま全く薄めていない、いわゆる『バレルプルーフバーボン』である。
かつて北方謙三は、その小説の中でワイルドターキーを、
「ケンタッキー産のごついやつだ。のどを灼き、腹の中を燃やす。」と表現した。
その8年ものよりもさらに高いアルコール度54度を保つ。
ストレートで一口放り込むと、まず鋭いキレが来る。
これはその高いアルコール度のせいか。
そしてやはり、のどを灼き、腹の中を燃やす。
これはとても量は行けないが、贅沢な旨さを楽しむという意味で週末のバーボンにピッタリだ。
そして、今日ある店でこのRare Breedを売っているのを見つけてしまった。
価格はいつもの1.5倍なのであるが、飲んでしまった今、買っちゃおうかなあと思っている。
そんな贅沢もたまにはいいだろう。

2012年06月14日
クラシック時計の音色に聞きほれて
去る日曜日、shop363を訪れた。
店内は仕入れたばかりの荷で溢れかえっていた。
そんな中、一際目を惹くものが・・・。
ちょっと久能山東照宮の家康の時計を彷彿させるクラシック時計。


ドイツのムーブメントを積んだ、オランダはWUBA社の渋いやつ。


そんなに古いものではないそうだが、何といっても所々に施された装飾が美しい。
月のイラストは月齢時計になっている。

文字盤にも見入ってしまう。

ムーブメントは芸術作品とも言える繊細さ。

そして15分毎に奏でられる、とても発条仕掛けとは思えない美しい音色には驚く。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの8つの棒状の鐘を、小さなハンマーがたたいて、
数種類のメロディを奏でるのである。
時報の鐘は、3つの音の和音からなる。
ちなみに発条は3箇所。巻くのも楽しい。

では、YOU TUBEにアップした美しい音色をどうぞ。
ガラクタだらけの書斎に、控えめに響くメロディが妙に心地いい今日この頃なのである。

2012年06月13日
献血カードを世界地図柄に
今日は、年に2回と決めている献血の日。
頭に上りがちな血を400ml抜いてきた。
そして、お馴染みの赤い献血カードを、世界地図柄に変更してもらった。
グード図法により描かれた世界地図が旅心をそそる。
希望すれば、他にけんけつちゃん柄にも変更もできるようだ。

さて、補充、補充。

2012年06月12日
オーストラリア
時差はほとんどないのに、季節は全く反対の国オーストラリア。
それでもアジアと呼ばれるときもある、近くて遠い隣国。
一見自虐的にも聴こえるMEN AT WORKの“Down Under”を、
ビールを浴びながら歌い上げる反骨心を持つ国民性。
今夜は、Waltzing Matildaを聴きながら一杯。

2012年06月11日
発条(ぜんまい)巻いて
1年も半分近くが過ぎて、暑くもなく、寒くもなく、
入梅したと言っても雨は降らず、緊張感のない日々である。
ぼんやりしていれば、時間は只々流れてゆく。
発条巻きなおして気合を入れよう。

2012年06月10日
ゼブラからも選べる複合筆記具Prefillが新登場
パイロットのハイテックCコレトが爆発的ヒットを飛ばして以来、
三菱鉛筆のスタイルフィット、ぺんてるのスリッチーズと続いた選べる複合筆記具。
今さらという感も否めないが、満を持してとも言える。
ゼブラの新製品Prefill。

専用ホルダーは3色用と4色用の2種各8色。
特徴的なのが替芯。
ジムノックの油性インク、サラサのジェルインク、そしてスラリのエマルジョンインク。
3種類の書き味が選べるというわけだ。
さすが、ボールペンの老舗ゼブラである。


軸の先が透明になっていて、中のインクが見えるようになっているが、
インクの種類までは見分けられないので微妙なところ・・・。

Prefillの面白いのが、シャープメカが3サイズ用意されていること。
0.3mm、0.5mm、0.7mmの3種を全部装着して使っても面白い。


で、他社と違うところは、普通のシャープペンのようにノックボタンが採用されていて、
ノックもしやすくなっている。

ペン好きにはまた選択肢が増えて嬉しい限りである。
