2014年04月30日
世の中に誤解というものはない。
僕は変わった人間なんかじゃない。
本当にそう思う。
僕は平均的な人間だとは言えないかもしれないが、でも変わった人間ではない。僕は僕なりにしごくまともな人間なのだ。とてもストレートだ。矢のごとくストレートだ。僕は僕としてごく必然的に、ごく自然に存在している。それはもう自明の事実なので、他人が僕という存在をどう捉えたとしても僕はそれほど気にはしない。他人が僕をどのように見なそうと、それは僕には関係のない問題だった。それは僕の問題というよりはむしろ彼らの問題なのだ。
ある種の人間は僕を実際以上に愚鈍だと考えるし、ある種の人間は僕を実際以上に計算高いと考える。でもそれはどうでもいいことだ。それに「実際以上に」という表現は、僕の捉えた僕自身の像に比べてということに過ぎないのだ。彼らにとっての僕はあるいは現実的に愚鈍であり、あるいは計算高い。それは別にどちらでもいい。たいした問題ではない。世の中に誤解というものはない。考え方の違いがあるだけだ。それが僕の考え方だ。
ある小説の一節である。
これを読んだときに激しく共感を覚えたのであった。
「世の中に誤解というものはない。」
その通りだ、と思う。
2014年04月29日
消せる フリクションいろえんぴつ
消せるインクのフリクションに、色鉛筆ができたというので早速試してみた。
ボールペンや蛍光ペンは、中高生から大人まで言わずと知れた大人気商品であるが、この色鉛筆で小学生以下の客層もにらんでいるのであろう。
『いろえんぴつ』のひらがな表記や、名前を書くスペースなど、そんな意識が表れている。
発色はソフトな感じでまあまあ。
そして・・・よく消える。
消える色鉛筆というのは、何かと便利であろう。
蛍光ペンもそうだが、色を付けたものを消すのは今までは困難だっただけに、これは画期的。
はみ出した部分を消して整えるなんて発想は、今までなかった。
お勉強にも活躍しそう。
2014年04月28日
アメリカのノベルティ 消火栓のシャープペン
ちょっと変わったシャープペン。
アメリカの古いノベルティのようだ。
消火栓のフィギュアがついている。
MUNICIPAL
PIPE & FABRICATING
そして、テキサス州のヒューストンの住所、私書箱や電話番号が刷られている。
シャープメカは繰り出し式。
芯は1.3mmかな。
アメリカにはこの手のノベルティが多かったのだろうか。
こんなのもらったらうれしいだろうな。
2014年04月27日
古いアメリカ製の手回し鉛筆削り
アメリカ製の小ぶりな鉛筆削り。
“THE GEM” は社名なのかブランド名なのか。
MADE BY AUTOMATIC PENCIL SHARPENER CO. CHICAGO U.S.A.とあるから、
シカゴの自動鉛筆削り社製っていうことになるのかなあ。
いずれにしろ、いい雰囲気の鉛筆削りである。
ハンドルのつまみが木っていうのがいい。

刃はシングルタイプ。
トンボのやつと同じだ。
ちなみにBOSTONはダブルである。
古いけれど、よく削れる。
仲間入り。
2014年04月26日
初めての古道具屋にて ミニカー鉛筆削り
初めての古道具屋。
ちょっとドキドキしながら、それ以上にワクワクしながら扉を開ける。
視界に入ってくる色調。
店全体にセピア色のフィルターをかけたような、落ちたトーン。
店主にあいさつし、並んだ古道具をざっと見渡す。
自分の好みに合った古道具屋は、あるようでなかなかない。
しかも地元でそんな店に出会ったときには幸せを感じるのである。
そういう店の主の言葉は、決まって夢であふれている。
そして古道具を譲ってもらうというより、まるで彼の夢を分けていただいているかのような気持ちがするのである。
そんな初めての古道具屋で出会ったこれ。
大事そうにカウンターの奥から出してきてくれた、古いミニカー。
アメ車だろうか。
金属のざっくりとした武骨な雰囲気と、この色に一目ぼれしてしまった。
そして、後ろに空いた穴。
そう!
これ、実は鉛筆削りなのである。
これが、驚くほどよく削れる。
こんなに尖がる鉛筆削りはそうない。
小さく“JAPAN”の刻印。アメリカ買い付けというから、日本製の逆輸入品ということになる。
道理でよく削れるはずだ。
精緻な作りで、刃は直接ボディにネジ留めされている。
ちょっと見たことのない、素敵な逸品である。
2014年04月25日
クラッシッククロックの鉛筆削り
クラシカルな置時計。
裏側は、いくつもの歯車が複雑に絡み合っている。
文字盤の灼けた感じがいい。
という、例によって鉛筆削りである。
裏のつまみを回すと針が回る仕組みが面白い。

針が回るときにカチコチいうのは、このバネが歯車をはじくカラクリによる。
そんな細かい効果音に凝ってるところも、なかなかである。
素敵な逸品。
2014年04月24日
レタースケールをふたつ
丸善のレタースケール『ポストマン』。
これは古いタイプのMS-1。
50gまでの重さを量ることができる。
(ちなみに現行商品のMS-2は100gまで量れるようになっている。)
箱に印刷された郵便料金は昭和60年のもの。
この当時、定形郵便は60円だったようだ。
このかわいい郵便屋さんが錘になっていて、クリップに挟んだ郵便物とのバランスで計量する。
こんな具合だ。
そして、こちらは『万歩計』の元祖、山佐時計計器㈱のレタースケール。
丸善のポストマンと仕組みは全く同じだが、デザインが違って面白い。
こちらは100gまで対応している。
こんな感じ。
で、同じ郵便物を量り比べてみた。
ポストマンは13.5g、山佐は12.5g。若干の誤差はやはり出るようだが許容範囲だろう。


なんでもデジタルの世の中、手紙くらいはこんな風に量ってみたいものである。
2014年04月23日
トンボ鉛筆鉛筆削りナイフ ナイフィー
SAFETY KNIFE 『ナイフィー』
トンボ鉛筆の鉛筆削り専用ナイフ KSA-122 である。
錆びにくいステンレス刃で、1mm厚のしっかりとした作り。
以前紹介した、三菱鉛筆のKN-200CHとよく似ている。
ステンレス1mm刃や、刃を引き出す部分の工夫、200円という価格など瓜二つだ。
どちらも鉛筆メーカーというのも共通している。
当時鉛筆メーカーがこういうのを作るのがブームだったのだろうか?
ほかのメーカーも作っていたのかなあ?
鉛筆削り専用だけあって、削りやすい逸品である。
2014年04月22日
サインはVペン
『サインはVペン』
ナイスなキャッチフレーズなPILOTのVペン。
今でも人気商品だが、これはちょっと古いデッドストック。
きれいに10本そろっていて、使用された形跡はない。
このVペンが、グッドデザイン賞を獲得したのは1989年のこと。
その時の品番がこのSVP-20FB。
そして同年、社名がパイロット万年筆㈱から㈱パイロットに代わっている。
この品番や社名から、これが25年以上前の商品であることがわかる。
PILOTのVペンは、万年筆タイプのサインペン。
何やらさまざまな工夫が凝らされているようだ。
ペン先は万年筆そっくり。
そして驚いたことに、製造から25年以上たっているにもかかわらず、インクが全くスムーズに出るのである。
これはすごい!
大事に使いたい、驚異のVペンなのである。
2014年04月21日
古道具マグネットシリーズ第五弾 懐中時計編
革製の懐中時計である。
文字盤は以前weekend booksで見つけたものの一つを使った。
婦人用の腕時計の本物の文字盤。
そこに長針、短針、秒針を仕込む。
フレームやボディは革で作った。
竜頭の部分もそれっぽく。
なかなかいい雰囲気じゃないか。
モデルは、この古い懐中時計。
感じが出てるかな?
例によって中にはマグネットが仕込んである。
ちょっとおしゃれなマグネットの出来上がりである。
古道具マグネットシリーズも充実してきた。
2014年04月20日
デスクトップクリーナー ヘティーちゃん登場
デスクトップの掃除屋ヘンリー君にガールフレンドがやってきた。
彼女はHetty(へティー)。
ちなみに正式な名前はHenrietta(ヘンリエッタ)というらしい。
(HenryHouse参照)
ヘンリー君が手動式なのに対して、ヘティーちゃんは、単3乾電池を3個も使う電動式!
デスクトップサイズながら、本格的な電気掃除機である。
スイッチを入れると、轟音と共にゴミを吸い込む。
よく取れる、よく取れる。
アタッチメントを交換すれば、キーボードの掃除もお手の物。
これにはさすがのヘンリー君もタジタジである。
これからは役割分担して仲良くやっていきましょう・・・っていう。
2014年04月19日
ワイルドターキー フォーギブン
酒屋で偶然出会ったワイルドターキーの限定品。
“Wild Turkey Forgiven”
ワイルドターキー蒸留所では、年に20回は大きなタンクに年数の違うバーボンをあけて、ブレンディングしています。しかし、ある時、選び抜かれた最高のバーボンが入っているタンクに、飲み頃のライ・ウイスキーを注ぐという、あり得ない事態が起きてしまいました。
当初、アソシエート・マスターディスティラーのエディ・ラッセルは、大きな憤りを感じましたが、この考えられない稀なブレンドを試飲してみました。すると、非常にユニークかつ美味しいレアブレンドが出来上がっていました。従業員は責任を問われず(Forgiven)、この奇跡のブレンド「ワイルドターキー フォーギブン」が生まれました。
ワイルドターキー公式HP『ワイルドターキー フォーギブン」誕生秘話』より
その名の通り許されたバーボンには、ライを注ぎ込んでしまったタンクのロットナンバーと思われる“302”が刻まれている。
何はともあれ飲んでみる。
飲みなれた8年の101proof(50.5度)、レアブリードの108.2proof(54.1度)に比べて、アルコール度は低めの91proof(45.5度)。
すっきりとしたさわやかな味わいである。
[エディ・ラッセルのコメント]
Never Intended 「決して故意に造ったわけではない」 「もう一度造れと言われても造れない、今回だけの限定商品」 「重大な責任を問われてしまう可能性もあった」 by Eddie Russell
もう、2度と出会うことのないであろうバーボンに、乾杯。
2014年04月17日
2014年04月16日
gaccoに行こう
無料で学べる大学講座『gacco』がスタートしたので、早速会員登録した。
最高の教授陣による本気の授業
目標を共にする仲間との白熱した論議
未来へのパスポート、修了証があなたの手に
そんなうたい文句の『gacco』は、大学教授陣による本格的な講義を、誰でも無料で受けられるウェブサービスである。
学生時代、サボることばっかり考えてロクに勉強しなかったのが今になって悔やまれて、学ぶことの面白さを今更ながら知った自分にとって、こんなに素敵なサービスはない。
大学の先生の授業を、いつでもウェブで視聴でき、試験に通れば修了証までいただける。
しかもそれが無料ときている。
一回の講義時間が10分程度なので空いた時間で気軽に受講できる。
さまざまな講義が次々に提供されるのも飽きが来ず続けられそうである。
最初の講義は『日本中世の自由と平等』。
東大の本郷先生による、歴史学の授業である。
ノートを取りながら授業を受ける。
なんか懐かしい感覚。理屈抜きに楽しい!
学ぶことがこんなに楽しかったなんて、と驚く。
これから、毎日の楽しみができた。
2014年04月15日
新 世界の路地裏
世界中にはあらゆる国があって、都市があって、街があって、幾多の歴史を経て今、存在している。そして、街の片隅には必ず人々が暮らす路地裏がある。
狭い路地の両側に立ち並ぶ、歴史と風土を反映した古色蒼然たる建物。そのひとつひとつの窓に、ひとりひとりの生活がある。そんな当たり前の事実を、路地裏の風景は思い出させてくれる。
そこにあるのは暖かな幸せだろうか?それともやるせない寂しさだろうか?ふだんは考えもしないことを思うのも、路地裏が人々の生活に密着し、独特の雰囲気を醸しているからに違いない。
〈中略〉
もちろん人はいつも旅に出ていられるわけではないし、世界中のすべての国に行けるわけでもない。誰もが同じように路地裏の我が家を持ち、日々を暮らしているからだ。
だからこそ、こうしてさまざまな国の路地裏の断片を垣間見ることで、旅したときの感触を思い出し、心に浮かんだ想念を呼び起こし、人はまた、遠い空を旅するのかもしれない。
『はじめに』より抜粋
以前紹介した写真集、『新 日本の路地裏』の姉妹編 『新 世界の路地裏』。
ヨーロッパを中心に、世界各国の路地裏の写真が紹介されている。
行ったことのない街の路地裏が、とても身近に感じられる不思議な写真集である。

路地裏にはひとの息遣いが感じられる。
少し歩けば、誰かが買い物籠を提げてふと現れたり、犬が横切るのを見かけたりするだろう。
子供の歓声や、夫婦げんかの罵り声まで聞こえてくるかもしれない。

いつかトラベラーズノートを持って、こんな街の路地裏に迷い込んでみたいなあ。
2014年04月14日
アンティークな壁紙
PCをwindows7にしてから、デスクトップの背景をスクリーンセーバーで楽しむようになった。
というのも、ダウンロードできる中にアンティークをテーマにしたものを見つけたからである。
いい感じの画像が盛りだくさん。
眺めているだけでワクワクするみたいだ。


景色に溶け込む。
2014年04月13日
地球儀の紙風船
折りたたまれた世界地図。
北極点に、穴が開いている。
そこから空気を送り込めば、地球が出来上がる。
地球儀の紙風船である。
国名や主な都市がちゃんと書かれている。
地球を手玉にとって。
2014年04月12日
一球入魂
『一球入魂』
野球で 、投手が一球に全身全霊を込めること。
好きな言葉である。
何球も何球も、一球入魂が込められてきたボール。
投手も打者もこの一球に魂を込める。
最近、一球に魂を込めるような生き方をしているだろうか?
2014年04月11日
キングジム『オレッタ』に縫製タイプが新登場
旅先で地図など持ち歩くのに、今では欠かせない存在となっているキングジムの『OLETTA(オレッタ)』。
A4の書類を3つ折りにして持ち歩く便利なホルダーである。
そのOLETTAに、気品漂う縫製タイプが新登場。
カラーは黒、白、橙、青の4色展開。
従来のPPと違い、ポリエステル生地の縁を糸で縫って高級感を出している。
さらに、内側のポケットには名刺やカードが挟めるようになり、また、中を開かなくても気軽にチケットなどを入れておける『イマスグポケット』が外側に付けられた。
もちろんトラベラーズノートにもジャストフィットなのである。
また旅の楽しみが増えたみたいだ。
2014年04月10日
片手でテープをハリマウス
世界初?
片手でテープをハリマウス?
なんだこれ?
ハリネズミみたいな恰好をしているこれは、実はハンディタイプのテープカッターである。
京都はハリマウス㈱というメーカーの、その名もそのまま『ハリマウス』。
なかなかメカっぽい。
この手のやつは期待はずれなことが多いが、こいつはどうだろう?
さっそく試してみる。

おっ、切れがいい!
片手で滑らかに貼れて、紙から離すとスパっと切れる。
秘密はこのカッターにあるようだ。
テープの交換も簡単。
封緘なんかに最適なんじゃないかなあ。
久々にヒットの予感。