2012年01月31日

笑顔にまさる化粧なし


年初に掲げた言葉、「穏やかに」。

まだ1ヶ月も経っていないのに、いろいろなことに腹が立ったり、イライラしたりすることが多すぎる。



もう笑おう、もう笑ってしまおう。





今宵の酒に酔いしれて。
  


2012年01月30日

数字のゴム印をDIY


以前antique shop menuで譲ってもらった、イギリスの渋い回転ゴム印。





ゴムの劣化でベルトが一部切れてしまった。





もったいないので、ちょっと工夫して利用してみることにした。

まず、ベルトを数字ごと切り離す。





     次に鉛筆を3cmくらいに切って、切り口をヤスリで研いで平らにする。

     



          そこに数字を接着剤で貼り付ければ、立派な数字のゴム印の出来上がり。

           









なかなかいい具合。色々使えそう。

   

   


2012年01月29日

プラチナ万年筆RIVIERE ホワイトゴールドの繊細な極細


プラチナ万年筆の古いRIVIERE。





細身のステンレス製の胴軸には綺麗な格子模様。





PLATINUMの刻印と“R”のロゴマーク。





そして、ペン先には14金のホワイトゴールドが使われている。
書き味は金よりも硬く、細字というよりは極細という感じ。





万年筆画で、細かい線を書くのに良さそう。
気品が漂う逸品である。












やっぱ、いい感じ。



  


2012年01月27日

トラベラーズタグをHERZの腰袋に


年末にトラベラーズファクトリーで購入したトラベラーズタグ。





愛用のHERZの腰袋につけてみた。
革の風合いがアンバランスだが、ぶら下げているうちに馴染んでくるだろう。





タグの中には、ネームカード。
もし無くしても、いい人が見つけてくれたら連絡してもらえるようにしてみた。








HERZとトラベラーズタグとトラベラーズノート。
似合いすぎる。



  


2012年01月26日

冬の富士


この頃ようやく、裾野まで雪をかぶった富士が見られるようになった。

陽が傾き、全てが闇に包まれる寸前。
ほんの僅かな時間でめまぐるしく変わっていく富士の姿。
それはまるで、大空のスクリーンに映し出された映像を見ているようである。



文化遺産もいいけれど、いつまでも変わらない富士の姿を眺めていたいと思う今日この頃なのである。  


Posted by kaz at 21:51Comments(0)季節 自然

2012年01月25日

寅さんに学ぶ 「今、幸せかい」


夕刊を読んでいたら、ひとつの記事に目が留まった。

“悩める30代 寅さん 癒す”
“「女もつらい」時代の手本に”





今、30代の女性を中心に、『男はつらいよ』の寅さんが注目されているという。

丸の内朝大学では、「『今幸せかい』寅さんに学ぶ、幸せな生き方」と題した連続講座なども開かれたようだ。山田洋次監督も講演をしているのには驚いた。
30代の働く女性向けの雑誌「ドマーニ」でも寅さんから学ぶという特集が組まれたらしい。



寅さんの女性に対する、時に度を越した優しさや思いやり。
おいちゃんに「ばかだねえ」と言わしめるほどの、過剰なまでのいたわりの精神。
それが、現代の女性に心地よく、癒されるのだろか。
また、寅さんの自由奔放な生き方が、片意地張って生きようとする頑なな心をほぐしてくれるのだろうか。

いずれにしても今の世の中、正に「女もつらいよ」なのであろう。





ほら、いい女がいるとするだろう。
男がその女を見て、
ああ、この女を大事にしたいなあ
そう思うだろう、それが愛じゃねえのか。         第36作 柴又より愛を込めて


おい、リリーよ、いやなことは忘れてさ、俺と飲もう。   弟11作 寅次郎忘れな草


俺には、むずかしいことは、よく分かんないけどもね、
あんた、幸せになってくれればいいと思ってるよ。     第16作 葛飾立志篇


だから何とかしてやりたいんだよ。
何の不自由もなく結婚めあてのOLなんかじゃないんだから。 弟35作 寅次郎恋愛塾


いいかい恋なんてそんな生易しいもんじゃないんだぞ。
飯食う時だってウンコをする時だって、
いつもその人のことで頭がいっぱいよ、
何かこう胸の中が柔らかァくなるような気持ちでさ、
ちょっとした音でも、
たとえば千里先で針がポトンと落ちても、アッーとなるような、
そんな優しい気持ちになって、もう、
その人のためなら何でもしてやろう、命だって惜しくない、
寅ちゃん、私のために死んでくれないって言われたら、
ありがとうと言ってすぐにでも死ねる、
それが恋というもんじゃないだろうか、
どうかね、社長。                    第10作 寅次郎夢枕


あたしね、寅ちゃんと一緒にいるとなんだか気持ちがほっとするの。
寅ちゃんと話していると、ああ、あたしは生きているんだなって、
そんな楽しい気持ちになるの。
寅ちゃんなら一緒に暮らしてもいいって、
今ふっと思ったんだけど。                第10作 寅次郎夢枕


寅さんと話してるとね、
私が一人の女だってことを思い出すの。          第40作 寅次郎サラダ記念日


そんな人生もあるのねえ。
明日何をするかは明日にならなきゃ決まらないなんて、
いいだろうなぁ                     第31作 旅と女と寅次郎


ほら、みな、
あんな雲になりてえのよ。                第9作 柴又慕情





  


2012年01月23日

星野道夫の宇宙


コーヒーを飲みながら眺めた写真集『星野道夫の宇宙』(朝日新聞社)。







その中の白くまがとてもよくて、何度も繰り返しページをめくった。







これが極寒の地、アラスカに棲む動物の姿なのか?








ついに彼らに出会うことが出来た写真家の心の中は?








ああ、すごい。
と感動しつつ、ロッシーパン(注)にかぶりつくなんて・・・。



(注)日本平動物園のアイドル、白くまのロッシーをモデルに、
   池田の森ベーカリーカフェが作ったパン。
   



っていう。

  


Posted by kaz at 22:35Comments(2)本 雑誌

2012年01月22日

コーヒーテーブルトリップ


週末のトラベラーズファクトリーでは、COFFEE TABLE TRIPというイベントがあるようだ。

残念ながら行くことができないので、自宅でCOFFEE TABLE TRIPをした。





焙煎されてから1週間のマンデリンをゆっくり挽いて、ケメックスでじっくり淹れる。







テーブルには、マニュアルにしたがって写真集と旅を感じさせる小物をあしらう。

これで準備完了。







たまにはこうやって飲む、夜のコーヒーもいいものだ。


  


Posted by kaz at 21:37Comments(0)珈琲

2012年01月21日

テプラで遊ぶ


キングジムのテプラ。





最初期のダイヤル式のものからは随分と進化したものである。







最近のやつは、様々な機能が付加されていて面白い。
例えば、QRコードが打てる。



こんな感じ。







「ええっ!こんなの出来るのか?」
と驚いたのが、『地紋印刷』。

作ってみた。





早速印刷。







トラベラーズノートがいっぱい。

これ、カスタマイズにも使えそう。



  


2012年01月20日

男の肖像 稲越功一


weekend booksで紹介されていた本がどうしても欲しくて、早速譲っていただいた。







『男の肖像』 稲越功一







宇崎竜堂 35歳
「この人が言ってくれれば何でもOKという人が何人かいるんだよ。原田美枝子が自分の貯金はたいて映画作るから出てくれって言えば、内容なんて二の次、即OKだし、高倉健さんと同じ場面でからめるというだけで、他の条件はどうでもいい、その場で出演OKだし・・・」
 宇崎さんの熱い人間地図を眺めていると、片隅でもいいからその地図に書き入れてほしい、と迫りたくなってくる。
  残間里江子







世良公則 25歳
 世良公則は演歌パンクよ、と言った人がいた。ロックじゃないとも言われた。ニューミュージックでしょ、歌謡曲と同じよ、なんとでも呼べ、オレたちはオレたちのやり方でやっていく、足どりはアマチュアで、堂々と歩いてきた。
 うわさならハレンチな方がいい。
 強い意志と強烈なパワー、これ以外に売るものなどなにもない。自分にむけた冷たい眼差しだけはピカ一だったね。
  吉見佑子







三國連太郎 58歳
これは、大変なことです。恋愛=相思相愛というのは、対等な嘘です。さめるまで対等に相手にも自分にも嘘をつくのです。三國さんと私との間にある役者としての差を、どこまでうめられるか、どこまで対等に惚れ合う男女になれるか、そればかり考えていたような気がします。
 優しい人でした。けれどそれはベタついた優しさではなく、冷静に突き放して、“あなたもひとりで生きなさい”といった、大人の優しさでした。
  原田美枝子







阿久悠 44歳
 つまり、詞がずば抜けて素晴しいと言いたいのか、顔が非常にマズイと言いたいのか、あまりハッキリしないところがあるが、いずれにしろ、顔、あるいは全体の感じと、詞の雰囲気とは、まあ水と油とまで言わなくても、どうも合わないというふうに受け取れば間違いないだろう。  イーデス・ハンソン





年輪っていうんだろうか。

若ければ若いなりに、百戦錬磨の男にはそれだけ深く、
その人生が刻まれる。

顔や手ばかりでなく、人間そのものに。





一本一本後悔のないように、年輪を刻んでいきたいものだ。

  


Posted by kaz at 21:32Comments(2)本 雑誌

2012年01月19日

ピュアモルト ボールペン


三菱鉛筆のPURE MALT ボールペン。





ウィスキーの樽材を削り出して作られている。
樹齢100年以上のオーク材で出来た樽は、さらに50年にわたり原酒を懐に抱いていたという。
ウィスキーの香ばしい匂いが漂ってくるようである。







ウィスキーといえば、慣れ親しんだワイルドターキーのボトルのデザインが変わる。
新ボトルは、すでに昨年末に発売になり、店頭のものも徐々に変わりつつある。
なんだか寂しくて、残っていた古いターキーを買ってきた。







ボトルは変わっても、いつまでも変わらない頑固なバーボンであって欲しい。








  


2012年01月18日

寛ぎの空間


一日の終わりに、文机に向かう。

バーボン片手にブログを書いたり、音楽を聴いたり、トラベラーズノートに何か書き込んだり。





机の周りには古いものがたくさんある。
それらは、色鮮やかではなく、むしろ沈んだ色調に統一されている。
それが心を落ち着かせる。
あくせくするなと語りかけてくるようだ。

   








そして、アラジンストーブがあたたかい。

  


2012年01月16日

幸福の黄色いハンカチ


昭和52年11月のある日、一枚の葉書が届いた。







幸福の黄色いハンカチ?
高倉健か。
へえ、東映でヤクザ演ってた健さんがこんな題名の映画に出るんだ。
おっ、男はつらいよの山田洋次が監督だ。
おまけに渥美清も倍賞千恵子も出てるじゃん。
どんな映画なんだろう?







あれ?これ試写会の招待状だ。
誰が送ってくれたのかなあ?
18日の夜、松竹劇場か。
行ってみようかな・・・、弁当持って。












永遠の愛を若者は見た、その優しさ、美しさ......



  


Posted by kaz at 21:43Comments(2)映画

2012年01月15日

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎


男はつらいよ 第27作 浪花の恋の寅次郎。







「ものをお尋ねいたします。このあたりにとらやという団子屋はありませんでしたでしょうか。」

「さくら・・・、さくら!俺だよ!」
「あなたはどなたですか?」
「何言ってんだ、おまえの兄さんだよ!」
「いいえ、私には兄なんかおりませんけど」







「こっちはな、毎晩首くくる夢見てんだぞ!それを何だ!竜宮城で乙姫様に会った夢なんか見やがって!」
「おや!妙なこと言うじゃねえか。誰が竜宮城の夢なんか見たいんだよ。俺がウトウトっとしたら向こうから勝手にパッと映ったんじゃねえか。俺のせいじゃねえや!何だこのやろう、墨汁なんかプーっと吹きやがって!」







「旅の者ですが、こうして通りかかったのも何かの縁、お線香の一本でもあげさせていただけますか。」







「そりゃ今は悲しいだろうけどさ、月日がたてばどんどん忘れて行くものなんだよ。
 忘れるってことは本当にいい事だよ。」







「何しに来たんだい?。・・フフ」
「寅さんに会いに来たんよー」
「へへ、うそだよお~、フフ。そんなことあるわけねえよ」






松竹の封筒に入った、寅さんのスチール写真。
まるで寅さんが旅から戻ったようだ。



  


Posted by kaz at 21:47Comments(0)映画

2012年01月14日

ショーケン ドンファンライブで酔う


こんな夜は、ショーケンのDON JUAN LIVE。





針を下ろせば、そこに広がる独特の世界。
バーボンを口に運ぶピッチが上がってゆく。








偽りがふさいだ 都会の暮らし
時には愛しい あの娘を想い
酒も少しはいいと
やり場のない この心 グラスにたくす
Lonely (She's a not for me)
Lonely (My Moon Shine)
Lonely Mr. Lonely Moon Shine






  


Posted by kaz at 22:42Comments(0)CD DVD レコード

2012年01月13日

白いベビーシューズ


アメリカからやって来た、白いベビーシューズ。





家の中でも靴を履くくらいだから、日本人より靴にはこだわるんだろうか。
こんなに小さいのに、全部本革で出来ている。





でも子供は成長が早いから、すぐに履けなくなっちゃうんだろうなあ。
まだ小さな足に革が馴染む前に、次の靴が必要になってしまう。





この靴が履ける間だけの成長の歴史がつま先に残されている。










こういうものには、なぜか心惹かれてしまうのである。


  


2012年01月12日

ホッチキスNO.1用ムカデ型の針とはつくづく縁がない

手元に2台ある、古いホッチキス。





これには現行の針が使えず、専用のムカデ型の針しか合わない。
それが中々見つからないのである。

最初に本体を譲ってくれたsize…antiqueにも針はなく、
あとで空き箱だけ出てきたと譲っていただいた。
これすら、貴重。





去年は、京都の古道具屋に本体がいくつか置いてあるのを発見。
針について尋ねると、確かあるはずだという。
ごそごそ探してくれたが、結局出てこなかった。

その後も本体を見つけるたびに針について聞いてみるも、誰も持っていない。



そして、今回の骨董ジャンボリーでついに発見!
ところがその店主、貴重ゆえ譲れない、あればこっちが何十箱でも欲しいくらいだと言う。
本体を買えば1、2本つけてやるというその言い草に、頭にきてそのブースを後にした。
まあ確かに貴重なんだから仕方がないんだろうが。





つくづく縁がないのかなあ・・・。
いつか実際に、ガチャンとやってみたいものである。



  


2012年01月11日

イギリスの珍しいペーパークリップ


骨董ジャンボリーで最後に立ち寄ったのは、antique shop menu。

大江戸骨董市で出会ってからちょうど一年。
色々教えていただいたり、貴重なものをいくつも譲っていただいたりした。

今回は、これ。





イギリスの古いペーパークリップ。
デザインが大変美しい。

随分古いようだが正確な年代は不明。
底にはパテントナンバーが刻まれている。
フックを引っ掛ける穴があるので、壁掛けとして使われたのか。
サイドに施された装飾が洒落ている。





何より、挟み方が実に変わっていて珍しい。
押し下げた本体と、固定されたワイヤーで紙を挟む仕組み。
見た目ほど強力ではないので、あまり枚数は挟めない。





「紙を挟むと、せっかくのデザインが隠れてしまうのが惜しいんです」
とは、店主談。

なるほど。







ガラスケースに飾って、いつまでも眺めていたい逸品なのである。


  


2012年01月10日

アメリカ製 真鍮のデスクカレンダー


骨董ジャンボリーは出店数が半端でない。
そこに並んでいる古道具の数は、とても一日では見切れないものである。

だからこそ、出会ったものは一期一会と言えるだろう。



そんな中で見つけた逸品。
気持ちよくおまけもしてくれた。



アメリカはイリノイ州都スプリングフィールドの PARK SHERMAN CO,.製デスクカレンダー。
デスクカレンダーはいくつかあるのだが、この最も一般的といえるタイプにようやく出会えた。





底面にはロゴ入りのシールが綺麗に残っている。





何と言っても真鍮の鈍い輝きがたまらない。









夜ごと日をめくる楽しみが、また増えた。
明日はいいことあるかなあ。



  


2012年01月09日

Esterbrook社のボールベアリングクリップ


つい先日紹介したばかりの、ライオン事務器のボールクリップ

そこで、アメリカのEsterbrook社のBall Bearing Clipについて触れたばかり。



今回の骨董ジャンボリーで、まず最初にそれに出会ってしまった。





写真で見た通りの、本物のEsterbrookである。
ESTERBROOKの刻印に、MADE IN U.S.A、BALL BEARING CLIP No.20とPAT NO.。





ちゃんと、ボールベアリングも挟まっている。





それにしても、これだけそっくりなのも笑える。







貴重な逸品の発見に、ついつい値切りの手を緩めてしまうのであった。