2011年01月18日

1×1=2

以前、weekend booksで紹介していただいた1冊。



1×1=2

1+1=2ではない。
「たす」は独立した1同士が、2の中で混ざらずに変わらず独立した存在のままである。
「かける」は1と1が合体してしまって分かちがたくあり、それでいながら2つの個性が存在している。







ふたりに共通するものは、ものを愛しむ心。

物は壊れ、腐り、汚れるものだ。我々は、物がもつそのような
負の部分を通常、排除しようとしている。図と地でいえば、図
の部分しか見ていない。しかし、物質の実相は、その負の部分
にこそある。そして私たちは、それらに直接触れていることに
気がつかないだけだ。








芸術とかデザインとか、難しいことはよくわからないが、
ここには何か感覚的に共感するものがあるような気がする。
  


Posted by kaz at 22:50Comments(2)本 雑誌