2011年01月07日

安立式回轉分度規

今夜は冷える。

こんな夜は熱燗をひっかけるに限る。










ということで、大江戸骨董市での収穫その3。







安立式回轉分度規の名が刻んである。
分度“器”でなく、分度“規”である。





新案特許を取っている様だ。





ちょっと珍しい形の真鍮製の分度規である。

デザインフィルのマルチ定規にもちょっと似てる。







何の角度を測ったものなのか、いつ頃のものなのか、
色々調べたが分からなかった。



ただ『安立式』というのは、もしかしたら
現存する電子計測器メーカーの『アンリツ』と関係があるのだろうか?

疑問は深まる一方である。



面白い表示がある。
三角から十角までの目盛りが刻んであるのだ。

想像では、これに角度をあわせると正多角形が描けるというものではないか。





謎の多い不思議な道具であるのだが、時代を旅してきた真鍮の風合いが最高なのである。

新しい真鍮と並べてみると風格の違いがよくわかる。



大人と子供のようだ。