2011年11月10日
萬古の古い瓶
VANCOと言えば、テンプレートなどのプラスティック製品のメーカー。
創業は大正14年の老舗である。
そのVANCOの、ゴム糊の瓶と出会った。

アルミのキャップをはずすと、口ゴムが塗りやすい形状に工夫してある。
ゴムを押し付けて変形させ口を開かせることで、糊を出す仕組みのようだ。(實用新案)
この古い瓶にアルミキャップという組み合わせはよくあるのだが、
何とも言えない味があって、つい手元に置きたくなる。

綺麗に残るラベル。
右からの表記から戦前のものとわかる。
染み付いたインク汚れも愛おしい。


それにしても美しいエメラルドグリーン。

2011年11月09日
古い万年筆の紙箱 その美しい印刷にほれぼれ
古い万年筆の紙箱。
例によって中身はない・・・。

WEBSTERSというブランド。
万年筆に羽が生えて飛翔しているトレードマークが印象的。

なにより、その多色刷り印刷の美しさに目を奪われる。

中に入っていた説明書の雰囲気から、恐らく昭和30年前後のものと思われるが、
今の印刷にはとても見られない、落ち着きのある美しさなのである。

この説明書も、当時の安全インキ止式万年筆の機構を知る貴重な資料。
それに、こんな万年筆が入っていたんだなあと想像力を掻き立てられるのもいい。
古い印刷モノを集めてみると、その沈んだ色調にノスタルジーを感ぜずにはいられないのである。

2011年11月08日
三菱鉛筆の古い色鉛筆
三菱鉛筆つながりで、今日は色鉛筆。

MITSUBISHI POLYCOLOURS 7500 6色入り 値札には70円。
70円とは安い。
それに、colourの綴りは今はもちろんcolorだし。
パッケージの絵からしても、かなり古そう。
それもそのはず、鉛筆本体には『MASAKI YAMATO』。

真崎大和鉛筆㈱は、真崎鉛筆が市川鉛筆と袂を分かった後の、1925年に始まる。
以降社名を現在の三菱鉛筆㈱に変える、1952年まで続いた名称である。
つまり、この色鉛筆は少なくとも約60年以上昔のものということになる。
ちゃんと6色揃っていて、あまり使われていなかったようだ。

60年前の色鉛筆で描いてみる。
ちょっと柔らかい感じの色合い。
元々なのか、経年の変化のためなのか。

ケースの中に、綺麗に切り抜いた読売新聞のコラム『編集手帳』を発見。
冬至の日に書かれた記事だが、文中から1953年のものと判明!
真崎大和の時代ともほぼ合致している。

かつての持ち主は、何を思ってここにこれをはさんでおいたのかなあ・・・。

MITSUBISHI POLYCOLOURS 7500 6色入り 値札には70円。
70円とは安い。
それに、colourの綴りは今はもちろんcolorだし。
パッケージの絵からしても、かなり古そう。
それもそのはず、鉛筆本体には『MASAKI YAMATO』。

真崎大和鉛筆㈱は、真崎鉛筆が市川鉛筆と袂を分かった後の、1925年に始まる。
以降社名を現在の三菱鉛筆㈱に変える、1952年まで続いた名称である。
つまり、この色鉛筆は少なくとも約60年以上昔のものということになる。
ちゃんと6色揃っていて、あまり使われていなかったようだ。

60年前の色鉛筆で描いてみる。
ちょっと柔らかい感じの色合い。
元々なのか、経年の変化のためなのか。

ケースの中に、綺麗に切り抜いた読売新聞のコラム『編集手帳』を発見。
冬至の日に書かれた記事だが、文中から1953年のものと判明!
真崎大和の時代ともほぼ合致している。

かつての持ち主は、何を思ってここにこれをはさんでおいたのかなあ・・・。
2011年11月07日
月星鉛筆
これまた面白いものを、shop363にて。

月に星のマーク、市川商店の月星鉛筆の箱である。
これが、以前やはり363で譲っていただいた真崎市川鉛筆の箱と瓜二つ。
というか、社名とマークが違うだけで他は全く同じデザインなのである。



現在の三菱鉛筆の前身である真崎鉛筆が、市川商店と合併して真崎市川鉛筆を名乗っていた期間は、1908年から1921年。
したがってこの箱は、合併する前か分裂した後のものということになる。
箱の中には、月星マークの入ったゴム付きの市川鉛筆が数本。

それに混じって、1925年以降の真崎大和ブランドのSEVEN STAR鉛筆なども混じっていたことから、やはり、真崎との分裂後のものと考えるのが妥当か?
それにしても余りにも酷似したデザインは何を意味するのか。
月星ブランドを継承する市川鉛筆が、正規品であることを強調しようとしたのだろうか?
色々想像するのも楽しい。

2011年11月06日
トーホー紙綴器
shop363のTさんは、古い文房具が手に入ると取っておいてくれる。
しかも大抵面白いものばかり。
それをお求め易すぎる値段で譲ってくれるのでたまらない。

トーホー?
紙綴器?
STAPLER?
そう、ホッチキスである。
戦後のものだと思われるが、古いものには違いない。

使用針は3号。
本体底部に400発分の予備針が収納できる。

純正の針のケースが紛れ込んでいて、
「ちゃんと3号針を使わなきゃだめだよ」、と書いてある。


箱の中には取扱説明書も。


取説によると、軽く叩いてやるのがいいようだ。
では・・・。


うん、いい具合だ。
十分実用に耐える。
ところで、トーホーとは今では聞かない名称であるが、
よく見ると、社名として『U.C.D. CO., LTD』の表記がある。
どうやら、現在の内田洋行と関連がありそうなのである。
詳しい資料は見つからなかったので定かではないが、それも十分考えられそうだ。
取説に誤植を発見。
珍しい。

2011年11月05日
土鍋で飯を炊く
戴き物のコシヒカリ。
魚沼の塩沢地区の産。

せっかくなので土鍋で炊いてみることにした。



勝手が分からず、ちょっと焦し過ぎてしまったが、めちゃくちゃうまい!

うまいメシに、おかずはあまりいらない。
最高の贅沢。

2011年11月04日
2011年11月03日
大道芸ワールドカップIN静岡2011
今年もやって来た大道芸ワールドカップ。

驚嘆。
幻想。
爆笑。
失笑・・・。



これだけのパフォーマンスが一度に見れる幸せ。
本日一番ひっくり返ったパフォーマー。

ダン メネンデス (アメリカ)
富士ゼロックスのCMで、ジャグリングでバウンドさせたボールが鍵盤をたたき音楽を奏でるやつ。
それと同じことを実際に目の前で見せられると、ちょっと信じられないくらい。
CMの曲もやって見せた。
ジャグリングピアノの仕組みは?だが、感動した一芸。
そして、初参加ながら抜群の存在感を放ったパフォーマー集団。

ドルミカーズ (スイス)
ゾンビによるアクロバットショー。
スピーディーでコミカルで、息を呑む。
まだ見てないのもたくさんあるけど、
チャンピオンじゃないかなあ、今年はこれが。

お楽しみは日曜日までだ。
驚嘆。
幻想。
爆笑。
失笑・・・。



これだけのパフォーマンスが一度に見れる幸せ。
本日一番ひっくり返ったパフォーマー。
ダン メネンデス (アメリカ)
富士ゼロックスのCMで、ジャグリングでバウンドさせたボールが鍵盤をたたき音楽を奏でるやつ。
それと同じことを実際に目の前で見せられると、ちょっと信じられないくらい。
CMの曲もやって見せた。
ジャグリングピアノの仕組みは?だが、感動した一芸。
そして、初参加ながら抜群の存在感を放ったパフォーマー集団。
ドルミカーズ (スイス)
ゾンビによるアクロバットショー。
スピーディーでコミカルで、息を呑む。
まだ見てないのもたくさんあるけど、
チャンピオンじゃないかなあ、今年はこれが。
お楽しみは日曜日までだ。
2011年11月02日
ウィークエンド ブック レヴュー
『weekend book review 1.』

weekend booksでこのほど発行された、A6版のリーフレットである。
内容は、店主の好きな1冊と1曲。


その記念すべき第一号を戴いた。
しかも初回の1冊は、自分がweekend booksに通うきっかけにもなったクラフトエヴィング商會。
マニアックだと思っていたクラフトエヴィング商會の本がたくさんあると驚いたものだった。

さて、次回はどんな1冊と1曲を紹介してくれるんだろう。
不定期とのことだが、専用のホルダーを用意して待つことにしよう。

2011年11月01日
異国の出来事
トラベラーズファクトリーの階段でトム・ウェイツに会ってから、よくトムのレコードを聴いている。

FOREIGN AFFAIRS 『異国の出来事』 1977年
恋人リッキー・リー・ジョーンズとのツーショット写真のジャケットで有名である。
トムの肩に回したリッキーの手にはパスポートが握られている。
ひとり訪れた異国での出来事をイメージしているのだろう。

彼女は、何を求めて旅してきたのだろう。

「究極の目的は追求すること、捕らえることなんかじゃない。
追跡こそが悦びであり、捕獲することにはこれっぽっちも恍惚なんて感じない」
追跡こそが悦びであり、捕獲することにはこれっぽっちも恍惚なんて感じない」