2010年08月11日
古いイギリスのステンドグラス

1900年代から1920年代頃のイギリスのステンドグラス。
いくつかの色や、違った表情を持つガラスの一片一片を
鉛のリム(縁)にはめ込んで作られている。
一枚ずつ手作りのため、同じものは2枚ないという。
また、当時の製法ではその時のコンディションで発色も違ってくるらしい。
唯一無二の存在だと思うと、余計に愛おしいものだ。

ペンキが剥げ、パテにひびの入った窓枠が、時の流れを思わせる。

当時はどんな家に付けられていたんだろうか。
どんな人たちがこのガラスを眺めて美しいと感動したんだろうか。
もしかしたら、若き日のチャールズ・チャップリンが、
一瞬でもこれを目にしたことがあるかもしれない。
可能性がないこともないなどと、100年前のイギリスに思いを馳せる。

百年の
ガラス越しに見る
夏空かな
ガラス越しに見る
夏空かな
おそまつ。