2011年07月28日

イタリアのブランド PARAPHERNALIAのボールペン


重厚感のある木の箱。
size…antiqueにて。





木目が美しい箱には、PARAPHERNALIAの文字が印刷されている。





蓋を取ると、真っ黒い棒状のものが一本鎮座している。





マイナスネジのようなキャップをはずすと、どうやらボールペンのようである。





やはりマイナスネジ状の尻のビスをはずすと、芯が出てくる。
PARAPHERNALIAのロゴ入りである。







PARAPHERNALIA

1968年、イタリアのミラノで設立された筆記具のブランド。
のちに社名は、PARAFERNALIAに綴りを変えている。
デザイン性を重視した商品を多く作り、
代表的な万年筆、REVOLUTIONは1978年にN.Y.近代美術館に永久展示されている。
最近のヒット商品に、自分で組み立てるボールペンがある。
20年程前には、サンスター文具が輸入販売し、
現在はニップインターナショナルが代理店を勤めている。




このまるでボルトの様なボールペンが何年製のものかは調べられなかったが、
恐らくイタリア国内で使用されていたものであると思われる。





中に入っていたオリジナルの芯は、かろうじて青いインクが確認されたが
ちゃんと書くことはできない。

しかし、とっくに廃盤になっているこのペンの替芯が、
簡単に入手できないであろうことは想像に難くない。

で、舶来ペンのカタログ『THE PEN』で同じ形状の替芯を探してみた。




あった!

同じイタリアのブランド、『アウロラ』のテッシー・アウレッタ用の替芯 133 が全く同じ形状なのである。





早速取り寄せた。
何だかケースが洒落ている。さすがイタリアだ。





オリジナルと並べてみると、正にビンゴである。











PARAPHERNALIAの復活。
至福の瞬間である。