2010年12月30日

星に鷲のマークの置き薬

なんとも味のある古い引出し。





上に貼ってあるラベルがこれまた渋い。








そのラベルをよく見ると、

大日本奈良県北葛城郡大塚
安本恵星社薬房

とあるようだ。





そう、セールスマンが家庭を回って置いていくあの置き薬の箱である。





説明書きも、レトロである。

「病気治療」に「やまいをなほす」の振り仮名。
「本気」と書いて「マジ」と読むみたいな。





調べてみると、何と立派に現存する会社のようだ。

その年表を見てみると、奈良の会社の製品がここにあることもうなづける。

社長の名前からも、昭和19年から戦前までのものに間違いなさそうだ。






半分剥がれたトレードマークの星に鷲もかっこいい。