2010年11月27日

粋に羽織る

もう20年以上昔の話になる。
当時、学生時代の仲間たちと、恩師の家へしょっちゅう入り浸っていた。
夜中まで酒を飲みながら何だかんだと語りあったものだ。

剣道の達人でもあったその恩師は、冬になると部屋で藍染の剣道着を羽織っていた。
その姿が粋でかっこよかったのである。

高校時代に授業で使っていた剣道着が残っていたので、
早速真似をした。

以来今現在に至るまで、冬になると愛用している。



憧れの藍染ではなく、よく見かける白の六三四刺というやつだ。

そう、森田健作がドラマで着てたあれである。





これが軽くて暖かく、意外とごわごわしてなくて動きやすい。

さすがに襟元はボロボロになったが、丈夫で長持ちである。



六三四刺の模様も美しい。





購入してから30年以上経った、これもまた古道具であろう。