2010年11月11日

石盤と石筆

昭和の初期の頃まで、小学生の間でノートと鉛筆の代わりをしていたのが石盤と石筆。





珪酸質粘板岩製の石盤は木の枠で補強され、小さな黒板のようなもの。
これにロウ石などの石筆で書いたり消したりして机の上で使っていた。

計算したり、書き取りしたり、
もしかしたら隣の女の子に恋文書いて見せるませガキもいたかも。





両面あって、しかも何度も繰り返し使える究極のエコ商品。
書き残しておけないのが難点と言えば難点か。
しかし、それだけ記憶力が鍛えられたとも言えるだろう。

これを使っていた松次郎君は、今も健在だろうか?
どんな立派なおじいさんになっていることやら・・・。







時代を超えて、おやぢに落書きされるとは思ってもいなかっただろう。