2012年10月25日
向田邦子の恋文
相変わらず、書斎の正面右の奥の方から向田邦子さんの微笑がこちらを向いている。
時々目が合うと、思わず会釈をしてしまう。
『向田邦子の青春』
未だ中身には目を通していない。

そんな中、これまた邦子さんの妹さんである向田和子さんの書いた『向田邦子の恋文』を、weekend booksで見付けた。
「姉妹作だから、一応」みたいな感じで譲っていただいた。

これは一気に読んだ。最後まで読んで、また前半部分を読み返した。
そして改めて、目の前の写真を眺めてみる。
その微笑みの奥にあるものが、少しだけ分かったような気がして。
より一層身の引き締まるような、反対にその優しい瞳に甘えたくなるような気もして。
今まで以上に、会釈することが増えるんだろうなあ。

Posted by kaz at 21:51│Comments(0)
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