2010年06月19日

涼風来たる

裏の田んぼでは、子供の頃から毎年米が作られてきた。

それが去年、恐らく初めて田植えがされなかった。



おじいさんが大分高齢になってきたことが原因だと思われるが
とても寂しい想いだった。


この田んぼのおじいさんは、自分が子供の頃からおじいさんであって、
子供だった自分がおじさんになっているのだから、
おじいさんはもう随分おじいさんになっているのにちがいない。

田んぼに入って遊んでいると、おじいさんに追っかけられて怒られたのが
懐かしく思い出される。



もう田んぼもやめてしまうのかなあ、とまで心配していたところ・・・。



それが、今日帰宅すると田んぼの半分に水が入っている。

間違いなく田植えが近いのだ。

ああ、よかった。



まだまだ元気にがんばって欲しい。



今夜から、カエルの合唱も始まるだろう。

そして、窓を開けて寝れば、水の上を通ってきた涼風が入ってくるのだ。



賑やかで、涼しいいつもの夏の夜が帰ってくる。  
タグ :田植え


Posted by kaz at 22:46Comments(2)季節 自然