2010年08月21日
メンソレータムのティン缶

おなじみの『リトルナース』
誰しも、「あ、メンソレータムだ」と知っている。
この女の子の商標は、大正年間にメンソレータムの製造販売権を所有していた
近江兄弟社が、日本で作ったもの。
元々、メンソレータムは、1894年アメリカのユッカ社が開発。
後にメンソレータム社に改称される。
したがって、オリジナルのメンソレータムには
おなじみの『リトルナース』は付いていない。

THE MENTHOLATUM CO. BUFFALO, N.Y.
社名と所在地が明記してある。
日本のものとは随分雰囲気が違う。
現在は、日本のロート製薬に買収され、同社の商品のひとつになっている。
こんな小さなティン缶ひとつにも、アメリカと日本にまたがる企業のドラマが隠れているのだ。


訂正:
リトルナースが日本で作られたというのは誤り。
国内で見るものは、もともとアメリカでつくられたものを日本でデザインし直したもの。
コメントいただいた方のご指摘により判明。(コメント欄参照ください)
お詫びして訂正いたします。
ご指摘くださった通りすがりさん、ありがとうございました。
Posted by kaz at 21:23│Comments(4)
│アンティーク・古道具
この記事へのコメント
今日は~^^
知りませんでしたぁ~~~しっかり日本のモノだって思い込んでいましたぁ~~~(汗っ)
ディスプレーされてる木の棚♪素敵デス♪
知りませんでしたぁ~~~しっかり日本のモノだって思い込んでいましたぁ~~~(汗っ)
ディスプレーされてる木の棚♪素敵デス♪
Posted by hina at 2010年08月22日 17:50
hinaさん、毎度です。
そう、普通日本のものだと思いますよね。
でもこんな小さな缶から、
ひとつの商品の歴史を調べるきっかけになるのは
アンティークの魅力、醍醐味ですね。
これだからやめられないですよ(笑)。
では、また。
そう、普通日本のものだと思いますよね。
でもこんな小さな缶から、
ひとつの商品の歴史を調べるきっかけになるのは
アンティークの魅力、醍醐味ですね。
これだからやめられないですよ(笑)。
では、また。
Posted by kaz
at 2010年08月22日 20:55

こんにちは。
リトルナースについて日本では間違った由来が伝わっています。
元々アメリカで作られた商標で、初登場は1917年。
当時からリトルナースのデザインを使用した缶も存在します。
http://www.angelescrestpublications.com/mentholatum/samples/book/CD/Nursetins.html
http://www.angelescrestpublications.com/mentholatum/samples/book/CD/litttlenurse81.html
日本でのリトルナースは、アメリカでは短期間しか使用されなかったリトルナースを復活させ、デザインにアレンジを施したものなのです。
リトルナースについて日本では間違った由来が伝わっています。
元々アメリカで作られた商標で、初登場は1917年。
当時からリトルナースのデザインを使用した缶も存在します。
http://www.angelescrestpublications.com/mentholatum/samples/book/CD/Nursetins.html
http://www.angelescrestpublications.com/mentholatum/samples/book/CD/litttlenurse81.html
日本でのリトルナースは、アメリカでは短期間しか使用されなかったリトルナースを復活させ、デザインにアレンジを施したものなのです。
Posted by 通りすがり at 2010年08月27日 16:00
通りすがりさん、こんばんは。
ご指摘ありがとうございます!
確かにおっしゃるとおり、1917年にはアメリカでリトルナースが使われていますね。
調査不足で不正確な情報を載せてしまい反省しています。
とかく検索で引っかかってきた情報を鵜呑みにしがちですが、
今後十分気をつけなければならないと思いました。
どうもありがとうございました。
ご指摘ありがとうございます!
確かにおっしゃるとおり、1917年にはアメリカでリトルナースが使われていますね。
調査不足で不正確な情報を載せてしまい反省しています。
とかく検索で引っかかってきた情報を鵜呑みにしがちですが、
今後十分気をつけなければならないと思いました。
どうもありがとうございました。
Posted by kaz
at 2010年08月27日 21:22
