2010年04月14日

PARKER75 STERLING SILVER

今まで、万年筆にはあまり興味を持っていなかった。
というのも、文字を書く機会がなかなかなかったのと、
万年筆の奥の深さにはまっていくのが怖いところがあったと思う。

それがここのところ、トラベラーズノートを使っていると、
ちょっと万年筆もいいかなあなんて思い始めて来て。



そんな中、またサイズアンティークの魔の手が・・・。

「こんなの出てきたんですけど」

子供のような例の笑顔で近寄ってくるHさんのその手に、
古めかしいパーカーの万年筆。

PARKER75 STERLING SILVER

Ciselと呼ばれる独特の格子模様を刻んだボディに、矢羽根を模ったクリップ。
STERLING SILVERの刻印は、純銀無垢の証。
しばらく使われていなかったために酸化したと思われる黒ずみも、
経年の味を演出している。

PARKER75 STERLING SILVERPARKER75 STERLING SILVER

価格もお手頃。
望遠鏡ほど迷うことなく、これは買うことに決めた。




で、帰宅後早速調べてみると、
PARKER75 STERLING SILVERという商品であることが判明。

さらに調べていくと、これがなかなか希少価値があることもわかってきた。


PARKER75 STERLING SILVERは、1964年から1993年まで製造されている。
比較的最近まで作られていたわけだが、その初期のものは希少であるとされる。

その初期モデルの特徴は、主にふたつ。

ひとつめは、天ビスの形状がフラットトップになっていること。

PARKER75 STERLING SILVER


そしてふたつめ。
これはちょっと解説が必要。

このペンの特徴のひとつが、首軸の形状。
指が据わりやすいように、三箇所を平らにしてある。
要するに三角グリップになっているのだ。
そのため、使う人の書き癖によってペン先の角度を、
回転して変えられるような構造になっている。
で、そこには目盛りが刻まれている。
0の刻印は標準的な位置を示すのだろう。
ところがこの0の刻印は、初期モデルのみにあるらしい。

PARKER75 STERLING SILVER


そんなわけで、珍しいPARKER75 STERLING SILVERの初期型を手に入れたわけだが、
このままでは書くことが出来ない。
多分、古いインクが固まっていて、
ペン先も回らないしもちろんインクも出ない。

せっかくなので、使えるようにしようじゃないか。

実用化できたら、ここで報告の予定!





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Posted by kaz at 21:33│Comments(2)アンティーク・古道具
この記事へのコメント
kaz様 また遊びに来ました^^ コアな解説には本当!勉強になります

priceタグの事も大変嬉しく思い、徹夜仕度の疲れも癒されました

また色々と教えて下さい♪♪♪ ^^
Posted by size... at 2010年04月15日 19:58
ありゃりゃ、size... antique様、
コメントありがとうございます。
感激であります。

勉強なんてとんでもないです。
まして、色々教えて欲しいのはこちらのほうでして・・・。
お恥ずかしい限りです。

いつも楽しませていただいて感謝していますよ!

何やらまた色んなものが入荷したようで・・・。
また遊びに行かせていただきます。


では、また。
Posted by kazkaz at 2010年04月15日 21:29
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    コメント(2)