2010年03月07日
帝國計器の柱時計

書斎に時計が欲しいと思っていたところに、
超渋いやつを見つけてしまった。
チクタクと振子が時を刻む音。
ボーンボーンと正時を知らせる鐘の響き。
こりゃあ、一目ぼれだ。

製造メーカーは、東京の帝國計器となっている。
これが、調べてもいつ頃まであった会社で、
いつ頃の製品かもわからない。
ただ、裏のラベルにある文字が右から書かれていることから、
戦前のものと想像できる。
ショップの方も、恐らく戦前には違いないとのことだった。

文字の感じも、ボディの作り方も正に手作り感にあふれている。
大量生産はしてないんじゃないかなあ。

ぜんまい仕掛けの機械は複雑で芸術作品の様でもある。
もちろん、動作は全く正常。8日巻きと思われる。

時報を鳴らす鐘は、響きを出すための工夫が凝らされている。
美しい音を出す装置は、そのフォルムも実に美しい。


振子は木と金属が見事に調和された創りになっている。

先端のネジで、微妙な時間調整をするようになっているそうだ。

子山羊でも隠れていそうな振子室内。
へそくりでも隠そうかなあ。
ますます書斎の時間が楽しくなってしまった。
それにしても、このチクタクチクタクは
一気に空間をノスタルジーの世界へいざなう。
shop 363さん、値切ってすいませんでした。
いいものを、ありがとう。
Posted by kaz at 21:02│Comments(0)
│アンティーク・古道具
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