2012年10月09日
人間万事塞翁が馬
朝のラジオで「じんかんばんじさいおうがうま」とアナウンサーが言った。
確かに「じんかん」と言った。
「人間をじんかんと読むとは、朝から弛んでる。
FMは気取ってカタカナばっかり使ってるから肝心の日本語がなってない!」
と一度は憤ってみたものの、気になってネットで検索してみた。
そうしたら、『人間万事塞翁が馬』の“人間”は、「にんげん」と「じんかん」の2種類の読み方があるようだ。
“ひと”を表す「にんげん」に対して、「じんかん」は“世間”のことをいうらしい。
したがって、読み方で微妙に意味の取り方も違ってくることになる。
どちらが本来正しいのかは別にして、「じんかん」という読み方があることも知らずにアナウンサーの揚げ足を取ろうとした己を恥じた。
人間(にんげん)、謙虚さを失ってはいけない。
だがしかし、そんな自分の恥を晒したことで、知らなかったひとつの常識を知ることが出来た。
人間万事塞翁が馬なのである。

Posted by kaz at 22:18│Comments(0)
│ちょっと考えること