2011年11月22日

精工舎 その精巧さ


以前紹介した、精工舎のヘソ目
これが今、絶好調なのである。

精工舎 その精巧さ




と言うのも、ここ一週間で一度も時間を修正していない。
つまり、ほとんど時間が狂うことなく動いているのである。

機械だから当たり前とは思えない。

一日巻きだから、毎晩ゼンマイを巻く。
コチコチ大きな音を立てて一生懸命部品を動かしているのである。
電子じゃあない。ゼンマイ仕掛けなのである。
まして、昭和初期に作られた古道具なのである。



その秘密はこれ。

精工舎 その精巧さ



裏にあるひとつのつまみ。
左に回すとFAST。
右に回すとSLOW。

そう。
針の動きの微調節ができるようになっているのである。



このヘソ目が我が書斎にやって来てから一ヶ月余り。
毎晩ゼンマイを巻き、時間を修正しながらこのつまみを微妙に調節してきた。

それが今、正に絶妙の位置にあるようだ。

恐るべき技術に脱帽である。






電波時計とも互角に渡り合えるぞ。

精工舎 その精巧さ





同じカテゴリー(アンティーク・古道具)の記事画像
古い革の風合い
精工舎のトラベルクロック
折りたたみイス用革ケース
再びプラチナの彫刻機
日本の夏 芝浦製作所の夏
ドイツAddiator社の計算機
同じカテゴリー(アンティーク・古道具)の記事
 古い革の風合い (2014-10-25 01:12)
 精工舎のトラベルクロック (2014-06-07 22:14)
 折りたたみイス用革ケース (2014-06-04 23:57)
 再びプラチナの彫刻機 (2014-06-02 22:51)
 日本の夏 芝浦製作所の夏 (2014-05-31 22:16)
 ドイツAddiator社の計算機 (2014-05-26 22:09)

Posted by kaz at 22:19│Comments(0)アンティーク・古道具
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
精工舎 その精巧さ
    コメント(0)