2011年09月28日

木製冷蔵庫 抜群の存在感

戦後の高度成長期に、家電製品三種の神器というのがあった。
白黒テレビ、洗濯機、そして冷蔵庫。

いずれも庶民には憧れであり、それまでの生活を一変するものであった。





当時一般に普及していた冷蔵庫は、氷で冷やす木製のもの。

木製冷蔵庫 抜群の存在感



冷蔵庫というよりは、家具といった趣きである。

木製冷蔵庫 抜群の存在感木製冷蔵庫 抜群の存在感





製造は名古屋の平野木工所。
ブランド名は『SHIRAYUKI』。
いかにもよく冷えそうな名前だ。

木製冷蔵庫 抜群の存在感



重厚な金具の存在感が際立つ逸品。

木製冷蔵庫 抜群の存在感木製冷蔵庫 抜群の存在感



上部は氷室。
下部に冷蔵室。
いずれにも木製のすのこがひかれている。

氷が溶けると、アルミの管を通って水が外部に排出されるようだ。

木製冷蔵庫 抜群の存在感

この中で、どんなものが冷やされていたのかなあ・・・。
ラムネなんか入っていて、子供が何回も開けちゃって
お母さんに怒られたのかなあ・・・。
なんて、想いは半世紀を遡る。




電気製品には効果は全く及ばないが、
その存在感は比べ物にならないくらい堂々とした佇まいである。

木製冷蔵庫 抜群の存在感



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Posted by kaz at 22:51│Comments(0)アンティーク・古道具
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