2010年09月28日

壁をよじ登る男

目の前に聳え立つ壁。

男はそれをよじ登る。

必死の形相で。



壁をよじ登る男



その壁の向こうに何があるのか。

男はそれさえも分からずよじ登る。

そう、よじ登ることに意味があるのだ。



壁をよじ登る男



何があろうとかまうものか。

また壁があれば、よじ登るまでだ。

登ると決めたからには、よじ登るのだ。



壁をよじ登る男



立っているうちは、負けてはいない。

何度でも立ち上がって、よじ登るのだ。

その姿がどんなに不様だろうと。




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Posted by kaz at 22:29│Comments(0)ちょっと考えること
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