2014年01月16日
骨董ジャンボリーその1 古いスタンプセット
ここからは、骨董ジャンボリーで出会ったものをいくつか。
蚤の市で古い箱を見つけると、とりあえず蓋を開けてみたくなる。
そんなこれ。
結構古そうな、いい感じの紙箱である。
そして、開けてビックリ!
何じゃこりゃあ!状態である。
それでも、内心「しめた、お宝発見!!」であった。
ちょっとだけ値切って譲っていただく。
連れ帰り、ちゃんと並べてみるとこんな感じ。
オリジナルのスタンプを作るセットである。
アルファベットのほか、記号や数字のスタンプが複数個ずつと、専用の台座が2セット。
細かいスタンプを、付属のピンセットでつまんで台座に並べる。
持ち手をつけて、オリジナルスタンプの出来上がり。
自然な感じの仕上がりである。
古いものだけに、ひとつひとつの部品が渋い。
ピンセットひとつ取ってみてもいい感じなのである。
古道具屋の親父の話を聞いてみると、これはイギリスに輸出する目的で日本国内で作られたものらしい。
それだけに、精密で丈夫な仕上がりになっているようだ。
箱の内側には、試し打ちの跡がたくさん残っている。
その痕跡によると、前の所有者は、東京は芝在住のサカクラさんという方だったようだ。
恐らく兄弟なのか、ふたりで一緒に使っていたようで、ユウキチさんと良三さんの名前が見られる。
かつて使われていたという息吹が感じられるこういう古道具に、本当に心惹かれるのである。
そんなステキなスタンプセット。
いろんな使い方ができそうで楽しい逸品。
Posted by kaz at 22:39│Comments(0)
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