2013年10月30日
道具の謎とき 正解は
大分涼しくなってきた今日この頃。
富士も雪化粧を始めた。
さて、昨日の道具の謎ときの正解を。
この一対の木型をひとつに合わせる。
凸凹部分をはめることで、狂いなくピタリと合わさるようになっている。
これによって同じ形の製品がいっぺんに20本、成型されるというわけである。
さて、その製品とは・・・。
葉巻である。
手で巻いた葉巻を、最後にこの木型に入れプレスして形を整えるのに使われたようだ。
オランダからやってきたモルデというこの葉巻用の木型、焼印で“Wiesloch”と打たれているのがわかる。
ドイツの都市ヴィースロッホで作られたものということなのか。
キューバをはじめカリブ海諸国で主に作られる葉巻の木型が、オランダなどヨーロッパでこうしてよく見られるのは何か理由があるのだろうか。
勉強不足でそれは不明であるが、興味深いところではある。
なにはともあれ、このモルデ。
実にいい雰囲気である。
こんな風に、ペン皿にしてディスプレイしても超かっけー!っていう。
Posted by kaz at 22:56│Comments(0)
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